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    「西の空気吸った」金正恩氏に決断促す、拉致問題で古屋担当相 (1)

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      「西の空気吸った」金正恩氏に決断促す、拉致問題で古屋担当相 (1)

      Bloomberg 8月28日(木)12時46分配信


      http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140828-00000034-bloom_st-bus_all


      8月28日(ブルームバーグ):古屋圭司拉致問題担当相は北朝鮮による拉致問題の調査結果が不十分であれば、日朝関係を改善する最後のチャンスが失われるとの認識を示し、金正恩第1書記に解決への決断を促した。第一次調査結果は「夏の終わりから秋の初め」にかけて日本側に提示される見通し。



      27日のブルームバーグ・ニュースのインタビューで語った。古屋拉致相は北朝鮮が2002年に、拉致被害者の一部について「未入境」や「死亡」と報告したことを挙げて、「不誠実な対応がもう一度繰り返されるなら、日朝関係を良くしていく最後のチャンスを北朝鮮自ら放棄することになる」と指摘。拉致問題をめぐっては「北朝鮮側にボールがある」と話した。

      拉致被害者については「生存していることを前提に協議をしている」と明言し、第一次調査結果の報告を前に「あらゆるシミュレーションを考えて準備をしている」と話した。報告内容次第では、北朝鮮に連絡事務所を設置することも検討していることを明らかにした。

      北朝鮮は先月4日、拉致問題などに関する特別調査委員会を設置。北朝鮮のすべての機関を調査する権限を与えられた、金正恩第1書記の直轄機関だ。拉致被害者については、「入境からの経緯を調査し、確認する」ことで合意している。安倍晋三首相は調査委員会の設置に先立ち、「行動対行動の原則に従って日本が取ってきた一部の制裁を解除する」と表明した。

      特定失踪者問題調査会の荒木和博代表は、「北朝鮮は拉致被害者の大部分を把握しているから、特別調査委自体にあまり意味はない」と見る。北朝鮮側が今回の交渉を「最終的な解決」と位置付けていることを挙げ、一部を帰国させて「これで全部終わったんだというふうにされるのが一番心配」とも指摘した。



      支援策

      政府は5日、官邸で拉致問題対策本部の会合を開き、拉致被害者が新たに帰国した場合を想定した支援策の案をまとめた。帰国後の就職支援や、年金の追納支援などが含まれる。


      古屋拉致相はインタビューで、拉致に関与したのは故金正日総書記だったことを指摘。息子である正恩氏は「スイスで幼少の頃に生活をしている。西側社会の空気を吸っている」と話し、「金正恩自身が拉致問題を解決するという気持ちを持ってもらうことを期待する」と語った。

      今後の制裁解除については、「拉致被害者が帰ってくるということがあるならば、日本が独自にかけている制裁を解除していくことはあり得る」と説明。一方で、核やミサイル問題をめぐり国際社会と連携して課した制裁については「日本独自で勝手な行動はできない」として解除に否定的な見方を示した。

      政策研究大学院大学の道下徳成教授は、拉致問題が部分的にでも解決した場合、日本が北朝鮮に人道援助をする可能性が高いとし、「米国や韓国は、日本の行動が北朝鮮への圧力の効果を低下させるのではないかと懸念している」と指摘。米韓には丁寧に説明していく重要性を訴えた。



      最後の担当相

      古屋拉致相は「安倍総理の下で絶対に解決する。私が最後の拉致問題担当大臣になるという覚悟で取り組むと就任の時に言明した」と解決への決意を見せる。現政権では官邸も与党も中央省庁も一体となって拉致問題解決に取り組んでいると説明し、「これは北朝鮮にとって脅威。足元は乱れていない」と話す。

      首相は来月3日に内閣改造・自民党役員人事を行う予定で、石破茂幹事長の処遇が焦点になっている。その石破氏は25日のラジオ番組で、来年9月に予定されている自民党総裁選への出馬の可能性について、「その時の状況による」と指摘。首相になりたいかと問われ、「ならなければならない時に自分はできませんと言ったら無責任」と話している。

      古屋拉致相は、石破氏を中心に党内で不協和音が出てきているのではとの質問に、「与党と内閣は一枚岩になって対応していくことが極めて大切」と語った。安倍首相を「拉致問題で一番思いが強い人間」と称賛した。

      古屋拉致相は衆院8期目の61歳。成蹊高校・大学では安倍首相の1年先輩。卒業後は保険会社勤務を経て、安倍首相の父、晋太郎元外相の秘書も務めた。春、秋の例大祭や8月15日の終戦記念日には靖国神社に参拝する保守系議員の一人。

      記事に関する記者への問い合わせ先:東京 高橋舞子 ;東京 Isabel Reynolds ,mtakahashi61@bloomberg.net,ireynolds1@bloomberg.net

      記事についてのエディターへの問い合わせ先:大久保義人 ;Andrew Davis 広川高史, 淡路毅 ,yokubo1@bloomberg.net,abdavis@bloomberg.net

       

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