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    北朝鮮に未来を描かせないためにやるべきこと‐東京連続集会報告3

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      ☆救う会全国協議会ニュース★☆

      (2015.05.26)

      北朝鮮に未来を描かせないためにやるべきこと‐東京連続集会報告3



      ■北朝鮮に未来を描かせないためにやるべきこと

      司会 続いて在京の家族会の皆さんのご意見を伺います。

      西岡力 ストックホルム合意からまもなく1年になりますので、まだ動きがないという中で色々な思いがあると思いますので、率直なところをお聞かせください。



      ◆報告はいらない、被害者を返して

      飯塚繁雄(田口八重子さん兄、家族会代表)


      みなさんこんばんは。毎度ながらこの連続集会は相当やっていますね。その時点での情報や課題をお知らせし、ご協力をいただいてきました。やはりこれだけやっていると、いい話、兆しが見えたというような話を本当はしたいんです。しかし、今の状況を見ますと、全くないですね。

      ストックホルム合意から協議が何回も続いていますが、この間我々は期待を持っていました。しかしながら、色々考えますと、先ほども話があったように、北朝鮮が報告するというのはこれはもうナンセンスな話で、すべての被害者を管理し、すべて分かっているわけです。ですから報告書を出す、その中に生存者が全部入っていたとすれば、そのまますぐ返せばいい話なんです。

      報告書を出すということは、その中に我々が受け入れられないような内容が結構あるんではないか。それも当然向こうの捏造でしょうが。だとすれば、単に報告書だけを追及すると間違った方向に行ってしまう恐れもあります。

      そこで先日、私も安倍総理に対して率直な意見として、「協議の経過等ありますが、我々は北朝鮮にいる被害者を即刻返してほしいんだ」と、「それが真のお願いであって、その他のことにかきまわされないように」と要請しました。

      というのは、報告書なるものは、色々聞きますと、拉致問題だけではなくて遺骨の問題とか日本人妻とかその他の項目が3つあります。そして遺骨と日本人妻の問題を協議する方向にあるという感じがしました。

      従って私はじかに、「北朝鮮からの報告はいらない。そのことで焦って間違った方向にいっては困る。あくまでも被害者を即刻返せということを忘れず、これを最優先にした対応をしてください」と言いました。

      それも政府がやっていることですので、何らかの経過の中で取り柄があるかもしれません。それはそれでしっかりと分析して、次の手を打つことになるんでしょうが、忘れてはならないのは、報告書の中身の論議だけに勢力を集中するとか、先ほども話がありましたが、報告をじっと待っているというだけでは困るわけです。

      私は、報告書が大事なら、毎日のように催促しろというような形で、スピーディな動きをしないと、もうなんだかんだで1年経っています。そういう意味では、当初官房長官も「多分1年くらいはかかるだろう」と言ったこともありました。



      ◆7月の動きに注目

      これらを見ると、この7月あたりに色んな論議がまた出てくるのではないか。例えば北からの誠実、あるいは不誠実な報告によって、あるいは日本側からの強い要請によっていい結果につながる情報が入ってくるのか。そういう意味で7月は注目される時期になると思います。

      そういう中で、日本は北に対してかなりの制裁をしていますし、私たちとしてはさらなる制裁をという要求もしています。何のためにということは、結局北朝鮮が制裁に耐えられなくなって白旗を上げてくる、これが制裁の目的です。適当な制裁というのはなくて、日本あるいは総理が示している強い態度裏付けとして、確実に北が困る制裁をさらにかけてもらいたいと要請しています。

      論議の中でよく、「日本がいくら制裁しても北は困ってないじゃないか」という話もありますが、これは専門家の方々が分析して、かなり制裁については効いている。だからこそ北が若干歩み寄りの姿勢も見せているということにつながると思います。

      朝総連のこともあります。我々は、なぜ北朝鮮の領事館的な総連が日本に存在するのかと思います。まさに総連は日本の寄生虫のようなもので、日本のためにはいっさいなりません。日本を食い物にして北の利益のみを追求した動きしか評価はできないと考えています。

      北朝鮮本部の問題で神経質になっているのも、北朝鮮に添う動きをしなさいということだと思います。



      ◆いかにしたら北が困るか

      昨日、自民党で北朝鮮に対する制裁措置のシミュレーションチームがあり、第2回の会合に出たんですが、そういう意味合いを込めて、いかにしたら北が困るかについて、法律も含めて論議をしていました。

      しかし、まだ、市町村や県が朝鮮学校への補助を続けているという報告もあり、ちぐはぐな実態だと思います。こういうことも含め、早いうちに日本からの強い要求が北朝鮮に対してはっきりと大きなショックになるようにしていかなければならないと考えます。

      よく話にあるように、「このままでは北朝鮮の未来はない」という話とともに、こうすれば北朝鮮の未来があるという話もその中に入れてもいいと思います。でもああいうところですから、一番はっきりとしたカードは、強い制裁ではないかと最近特に感じます。

      我々は拉致問題の進展について、どう変わっていくのかに対しては毎日毎日が節目なんですね。それをずっと追っていくと、今日もだめだ、明日もどうだろうという毎日を過ごしつつ、家族の帰国を待っているわけです。

      これが何年も続くということはありえないという判断のもとに、今年は特に「最終決戦のとき」と位置付けて、皆さんとともに戦っていくことを覚悟していますが、我々家族も歳をとっていき、大変つらいんですが、被害者のことを思えば、どんな状況であろうとも、この思いは変わらないのです。

      また皆さんのご協力もいただきたいと思います。とにかく我々はこういうことの細かいことについては全く素人ですから、みなさんのご支持をいただきながら活動を続けていきます。今後とも宜しくお願いいたします(拍手)。



      ◆拉致への関心が強くなっている

      横田 滋(横田めぐみさん父、家族会前代表)

      最近、一般の方が拉致問題に関して関心が高いことを身にしみて感じています。京都では奇跡のようだったのですが、通る人、通る人、全部から、「一日も早い解決をしなければならない」ということをおっしゃっていただいたりします。早紀江は地元ですが、私は地元ではないんですが、本当に大勢の方が出てきてくださいました。

      またトヨタ自動車がアメリカで作った写真展示と、日本で作った25分くらいのビデオ上映を2本ずつ3回に分けてしました。大勢の方が来てくださいましたし、またバッジを送ってほしいということで救う会から送っていただいたんですが、千個売り切りました。

      静岡県の女子大付属の中高一貫校からも、拉致について話をしてほしいということでした。1日おいて明日は姫路、すこしおいて京都の田舎の方にも行きます。そういうことが活発になってきて、「北朝鮮は日本に正確な情報を出さなければだめだ」とおっしゃったり、「8人死亡」というような納得がいかない不自然な回答が来ていますが、そういうことをどこで聞くのかなと思いますが、皆さんが知っています。

      関心が非常に強くなっていまして、これまでの中で一番関心が高い時期じゃないかと思います。ありがとうございました(拍手)。



      ◆日本にとって色んな意味において大事なことが明らかにされる

      横田早紀江(横田めぐみさん母)


      みなさんこんばんは。いつも感謝しています。

      こんなに長い時間取り戻すことができない状態になるとは思っていませんでした。20年間の空白の中で、やっとみつかって、北朝鮮にいるかとが分かりました。すぐに帰ってこれると思ったんですが、「まあ5年くらいはかかるかもしれないよ」と石高さんが言っていました。

      それが、5年かかってもまだだめで、6年かかってもまだだめで、何にも分からない。本当に分からない、分からないと言っている間に、一皮一皮はがれるように色んなことがでてきました。

      めぐみが持っていたラケットが出てきたり、めぐみが大人になって見たこともないような成人になった写真が出てきたり、キム・ウンギョンちゃんというあんなに元気な15歳の女の子がテレビから、「おじいちゃん、おばあちゃん」と声をかけてくれたり、誰も考えたことがないようなことが起きています。こんな大きな子がいるんだとびっくり仰天して見ていたのがついこの間のような気がします。

      事態は変わっていないんですが、一番大事なところが見えないから、娘たち、特に8人の人たちは「死亡」と言われたままで何にも証拠なる物が分からないままです。そのような何も分からなかった20年間の闇から、ちょっとずつ光が射し込んできました。

      そして確かにめぐみがあそこにいて、女の子を生んで育てていた。そしてあんなに元気な女の子がいた。その人に会いたいと思っていたけれど、絶対会えない長い年月だったんですが、ずいぶん長いことがまんをして、去年の3月に本当に奇跡的に、その家族と第三国だったらなんとか会えるだろうと願っていたことが実現しました。

      もう26歳になっていましたが、その孫と元気で生き生きとしたひ孫で、めぐみちゃんよりよっぽどしっかりしている感じだなと私は見ていましたが、そのひ孫にも会えました。

      元気な女の子がにこにこしながら私にだっこされてなついてくれたこととか、そんな日がくるとは思ったこともないことがこうやって起きてきているんです。ちょっとずつですが、それは不思議なことなのであきらめることができないんです。やはり頑張っていかなければいけない。今度は何が起きるかもしれないということで、私たちは期待をして待たなければいけないと思います。

      難しいことは西岡先生とか、荒木先生とか、よく向こうのことが分かっている先生方の情報や研究で知ることしかできませんが、私たちは親としてかっとならないで、こんな元気な孫がいたんじゃないか、ひ孫まで生まれていたんじゃないかと。これは私たちの家庭のことですが、他の方々も子どもたちも助けを求めて待っていると信じています。

      今までの37年間は、色んな影もあり、光もあったけれども、やはりちょっとずつですが、考えてもみなかったことが明らかにされてきているわけです。日朝関係の問題は私たちにははかりしれないことですが、きっと何かの形で、政府のやり方とか、本気の意気込みとか、正しい知識とか、報道の方々の力とか色々なことが重なり合って、必ず国際的にも向こうに対するメッセージを団結して出していただくとかすることによって、思いがけないことがぱっと開かれてくるような希望を私は持っています。

      絶対にあきらめないで、どんなになっているかは向こうの国のことですから分かりませんし、誰でもここからいなくなることは確実なのです。そういう人間の死生観を考えながら、どんなことがあっても、日本にとって色んな意味において大事なことが明らかにされ、そして日本の中にそういうことがきちんと残っていくことはものすごく大事なことだと思います。

      これからも頑張っていきますのでご支援ください。宜しくお願いいたします。
      ありがとうございました(拍手)。



      ◆拉致工作員の協力者の逮捕を

      本間 勝(田口八重子さん兄)

      皆さん、いつもありがとうございます。

      今日の5月21日というのは、八重子の兄であり、私の兄でもある飯塚進の命日なんです。昨年の今日、鳥取県の奥大山まででかけ、その過程では拉致被害者救出に向けて署名運動かたがた廻っていたということです。奥大山の国民宿舎に夜の8時頃着いた時点で、心筋梗塞を起こして逝去してしまった日に当たります。

      八重子に会わずにあの世に逝った悲しみ、苦しみは当然私たちが共有していることなんですが、本当に残念で、早く八重子の救出ができていればと。

      今年は世間的には、いつ北朝鮮が崩壊しても不思議ではない。あれだけ金正恩が自分の側近を粛清して、どんどん協力者を公開処刑しているわけです。だから金正恩自体は周りを信じられない。そんな国が存続するわけはありません。

      先ほど渡辺先生がおっしゃっていましたが、崩壊した国は当然主権がないくにですから、そこにどんどん踏み込んでいって救出する段取りをすればいいのではないかと思います。

      朝鮮半島では韓国が一番かかわりを持った国ですが、韓国がどう言おうと、邦人を助けるには私たちが行動しないと助け出せないはずなので、色々手段を考えているとは思います。逆に、北朝鮮の人民がそこの国にいられなくなって逃げてくるような時に、日本はどう対処するのか、早急に真剣に考えていかないといけないと思います。

      先ほど兄も言っていましたが、朝鮮総連という在日の組織は、「百害あって一利なし」という組織なんです。この組織が逃げてきた朝鮮の人たちを、組織でどう利用して日本の中を混乱させていくか。そういう心配も出てきます。

      そうは言っても、朝鮮人がたくさん逃げてくれば、当然朝鮮語を話す人は総連に頼らざるをえないと思います。そうなるとあまり喧嘩もしていられない。そういうことまで政府は真剣に考えているのか。

      どれだけ逃げてくるか分からない。その人たちをどこに収容するのかはもう決まっているのか。いつでも対処できるのか。それは見えてこないことなんですが、わが国としてはやっていなければおかしいことの一つです。

      拉致被害者がどこにいるかも分からない現状、これを北朝鮮の宋日昊大使が言っていたことでは、「平壌に来れば特別調査委員会の徐大河委員長にいつでも面会して詳細は聞ける」という話しで、伊原局長が行きましたよね。ならば現状を聞けるパイプがつながっていなければおかしいのですが、そのパイプはどうなったのか。それは伊原局長の報道の中で私が聞きたいことの一つです。

      そういう風にどんどん対話、交渉していかないと、日朝交渉は進まないと思います。外務省でパイプができなければ、議員外交で先生方に頑張ってもらいたい。結局、国政に携わっている議員が頑張らなければ、安倍総理だけでは。安倍総理が動くということは、もう段取りができていて、総理が行けば解決する、連れてこられるという段階ですから、それまで総理は動けないと思います。

      ならば議連の先生方にもっと活動してほしい。但し、親北と言われる議員の先生もたくさんいる。そういう先生が行くのは危険なんです。なぜなら北の宣伝工作にしか協力しないのですから。日本人を助けることに集中して活動してこない。北朝鮮の言われるままに日本で宣伝工作する。それではいけない。

      本当に力のある人が行く。中山恭子先生がもう一回頑張って、やってもらいたいし、そういう人が大臣経験者にもいるわけですからやってほしい。

      国内的には、拉致の工作員の協力者の逮捕。八重子は埼玉県川口市に育ったんですが、警察が、川口の中の特定失踪者で国連でも頑張った藤田隆司さんの兄の藤田進さん、この人の拉致の経過を再捜査すれば協力者が出てくると思います。



      なぜ捜査できないのか。

      足立区の総連系の西新井病院が今でも現存しています。拉致される過程で、そこで麻酔を打たれて何週間か隠されていたんです。家宅捜索すれば、病院の実態も出てくるし、関わった人たちもまだいる筈で、そうすれば他に波及していくと思います。

      長年月日が経ってしまいましたが、捜査を強力にやれば、これはまずいということで、早く解決させなければ在日の人にも被害が出るということを北が分かるわけです。そうすればこれはほおっておけないということにつながって、金正恩が拉致被害者を早く解放することにつながると思います。

      今あらゆる手を打たなければ、今年中には解決できませんよ。ストックホルム合意からまもなく1年です。どんどん行動できるものは行動する。制裁も強化していく。どんどん行動してほしいということを安倍総理にやってほしいと私は訴えます。以上です。ありがとうございました(拍手)。

      (4につづく)




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      葉書は、〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内閣総理大臣 安倍晋三殿

      ■救う会全国協議会ニュース

      発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(救う会)
      TEL 03-3946-5780 FAX 03-3946-5784  http://www.sukuukai.jp
      担当:平田隆太郎(事務局長 info@sukuukai.jp)
      〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
      カンパ振込先:郵便振替口座 00100-4-14701 救う会
      みずほ銀行池袋支店(普)5620780 救う会事務局長平田隆太郎
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