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    北朝鮮に未来を描かせないためにやるべきこと‐東京連続集会報告1

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      ★☆救う会全国協議会ニュース★☆

      (2015.05.25-1)

      北朝鮮に未来を描かせないためにやるべきこと‐東京連続集会報告1


      安倍総理は、今年4月3日、家族会との面会で「大切なことは、拉致問題を解決しないと、北朝鮮は未来を描くことが困難だと認識させることだ」と述べ、日本の強い意思を表明した。マツタケの不正輸入で朝鮮総連議長の家宅捜索を行ったことに対し北朝鮮は、「日朝政府間協議もできなくなっている」と脅してきた。日本は、総連議長の次男を逮捕するなど厳しい姿勢を見せている。まさに今が「最終決戦のとき」である。

      今回は、5月に家族会・救う会と訪米した民主党の渡辺周議員・拉致議連会長代行に冒頭報告をしていただき、続いて、西岡会長が、北朝鮮に未来を描かせないためにやるべきことを報告した。概要以下の通り。数回に分けて報告します。



      ■北朝鮮に未来を描かせないためにやるべきこと


      ◆ニューヨークで北朝鮮外交官を脱北者が取り囲む

      西岡力(救う会会長、東京基督教大学教授)

      みなさん今晩は。5月5日に、ニューヨークで日本政府主催の「北朝鮮人権国際シンポジウム」がありました。実はこれは一定の緊張感の中で行われたんです。

      4月2日に、ご承知の通り、北朝鮮は日本に対して、「このままでは政府間対話ができなくなっている」と脅してきました。我々が安倍さんに会う前日でしたが、その理由は2つあります。

      1つは、朝鮮総連の議長や副議長の自宅を家宅捜索したこと、もう1つは拉致問題を国連に持ち込んでいることがけしからんというものです。「政府間対話ができなくなっている」と言われましたが、4月3日、安倍総理は我々に対して、「拉致問題を解決しなければ北朝鮮が未来を描くことは困難だと認識させなければならない」と言いました。

      そして、4月26日、日比谷公会堂で行った国民大集会でも安倍総理は同じこ
      とを言いました。それに対して北朝鮮は、「安倍ごときが主体思想の国の未来を
      云々するのはけしからん」と言って怒らなければいけないのに、安倍批判をしな
      かった。

      そういう中で5月5日に、政府がニューヨークで国際シンポジウムをやった。つまり、北朝鮮が、「それをやったらもう交渉を打ち切るぞ」と脅している中で、敢えて予定通りニューヨークでやった。

      そこに、政府だけでなく、超党派でオールジャパンだということを示すために野党からも来てほしいと山谷大臣の方から強い要請があって、拉致議連の会長代行の渡辺周先生が民主党の拉致問題対策本部長として行ってくださったということです。

      実はもうちょっと緊張関係があって、その前の週、同じ国連で我々がよく知っている金聖●(●=王へんに文、キムソンミン)自由北朝鮮放送の代表などが20人くらい、ワシントンで行われた北朝鮮自由週間の行事のためアメリカに行っていました。

      その中で1日だけニューヨークに行って、ニューヨークで北朝鮮人権に関する脱北者者の公聴会をやったら、北朝鮮の外交官がそこに現れて、脱北者が話をしている途中突然立ち上がって、抗議声明を読みだした。司会者の、国連代表部の米国の大使が、「あなたたちに発言の機会を与えるから待ちなさい」と言っても、やめなかった。

      それで脱北者者たちが北朝鮮の外交官を取り囲んで大声でやり取りをするということになりました。その後我々が行ったわけですが、前日の5月4日には山谷大臣を激しく非難する声明が北朝鮮から出ました。そういう中で5月5日の国際シンポジウムが行われました。壇上で発言してくださった渡辺先生からその辺のいきさつをふくめて、どんなことを話されたのかなどをお願いいたします。



      ◆国連を巻き込んだ一連の動きに対して北朝鮮は神経質になっている

      渡辺周(民主党拉致問題対策本部長、拉致議連会長代行、衆議院議員)

      みなさん、こんばんは。このシンポジウムは5月5日にニューヨークで開かれましたが、その2日前、5月3日に特定失踪者問題調査会の(対北ラジオ)「しおかぜ」主催の集会がロサンゼルスでありました。拉致、特定失踪者をテーマに、在サンフランシスコ州の日本人を対象にした日本語による2時間のシンポジウムで、皆様と思いを共有していくイベントがあり、それにも出席しました。

      ニューヨークの集会は国連から歩いて数分のところにあるホテルで行われ、主催者である山谷大臣の他の政治家は私と拉致議連の事務局長を務めている新潟県の自民党参議院議員の塚田一郎さんでした。

      そして横田めぐみさんの弟さんの横田拓也さん、山梨県でお姉さんが図書館に行ったまま行方不明になった森本美砂さん(山本美保さん妹)、北朝鮮から脱北してきた通名木下さんという方が参加しました。

      木下さんは70近い方ですが、帰国事業で、「北朝鮮は地上の楽園」ということで親と共に帰国し、その後40数年過ごし、今から7年ほど前に瀋陽の日本領事館経由で脱北した方です。

      拓也さんが拉致被害者家族を代表して、森本美砂さんが特定失踪者を代表してその家族の思いを、そして脱北者下在日朝鮮人の木下さんが、北朝鮮という国の公開処刑や密告制度が今もはびこっていて、人権。人道のかけらもない国が未だに21世紀の地球上にあるとの訴えを行いました。

      西岡さんからも話がありましたが、その前日に、いわゆる脱北の問題を取り上げたところ、北朝鮮の出先事務所がアメリカにあり、30人くらいのスタッフがいるらしいのですが、そこの人物が妨害行為をしました。

      5月5日のシンポジウムは10時から12時までの2時間でしたが、ひょっとしたら北朝鮮の代表部からやってきて妨害行動をするのではないか、日本国の大臣も来ていますので金属探知機が入口に置かれました。

      また、シンポジウムの隣の会場では写真パネルを含めて、拉致問題とはなんであるかについて、めぐみさんのDVDやコミックになった英語版の本をフリーで渡しました。シンポジウムの方は、約120〜30名入る会場でしたが、満杯になっていました。

      西岡さんも言いましたが、5月4日に、朝鮮中央通信が論評を出しました。これはニューヨークでのシンポジウムに対し大変神経質になっていることを裏付けたものだと思います。

      「日本の拉致担当大臣山谷がアメリカで、反共和国人権討論会を繰り広げ、国連駐在の各国代表部に拉致問題解決のための助けを乞う国連外交をしようとしている」。その後が大変けしからんのですが、「拉致産業によって存在を延命する彼女が東京で青筋を立てるだけではあきたらず、ニューヨークに行ってスカートの風を、これは女性の行動が活発な比喩のようですが、巻き起こし、拉致問題を宣伝しようとしている。対北朝鮮敵対意識が骨髄に徹した対決狂信者」と言っています。北朝鮮という国は異常なほどの言葉づかいをする国です。「事物の分別もつかず初歩的な政治的常識も備えていない未熟児のみが働くことのできる分別のない行為である」。こんなような、あらんかぎりの言葉を書いて声明を発表しました。

      私は2年前にも、当時の古屋大臣と一緒に、超党派ということで拉致議連を代表してニューヨークに行きました。今回2度目でしたが、前回のシンポジウムの時は、こんなことは北朝鮮はやらなかった。つまり今回、国連を巻き込んだ一連の動きに対して北朝鮮は神経質になっている。だからこそ、あらんかぎりの罵声を浴びせるような論評をしています。

      ここまで言うのなら何か妨害行為でもあるのかなと思って少し備えはしていました。もしそうならば、各国のメディアも日本のメディアも来ていましたから、世界のメディアの前で北朝鮮が拉致問題であばれてくれると、世界に大変なニュースを発信することになります。逆説的に言うと、すこし心待ちにしていた部分はありますが、残念ながら来なかったわけです。

      その中で、私たちは、「ある日、愛する家族が突然いなくなった。何の理由も、前触れもなくご家族がいなくなったらということを、皆さん想像してみてください」と話しました。そして、辛い目に逢っている家族にしか伝えられない魂の言葉を会場の皆様方に、英語と韓国語の同時通訳で訴えました。ニューヨークには脱北者の人権問題を支援するNGOの方々も大勢来ておられました。

      何よりも言ったことは、かつて南アフリカでアパルトヘイトという、肌の色だけで差別をすることに対して国際的な非難があがった。のみならず国連は制裁を課しました。だとするならば、拉致を含め、日本人をこれだけ誘拐しておいて、さらに公開処刑があり、移動の自由も良心の自由もない。この軍優先で、未だに3代も続いている非人道的な国に対して、国連は制裁を課すべきではないかと訴えました。

      つまり人道査察、拉致査察。北朝鮮という国は一体どうなっているのかということを、国連をあげてこの国に対してアプローチをしなければいけない。そして未だにこんなことが起きていることに対して、かつてアパルトヘイトの国に対して国際社会が動いたように、21世紀のアウシュビッツ、アメリカでの訴えでしたので、狂信者ヒットラーによって、民族浄化の名の下に、罪のないたくさんのユダヤ人がかつてガス室に送られた。このことを想起して、我々はことを起すべきだ。まだこんな国があるということを。

      これは打合せしながら言いました。拉致問題だけ、特定失踪者問題だけを言っても、限られた時間の中で、色々な国から来ていらっしゃいますので、共有してもらうにはやはり人道や人権です。これは言ってしまえば、国連やアメリカ人が一番好む言葉をちりばめながら、拉致や北朝鮮の蛮行について行動を起こすように訴えました。

      その後山谷大臣を含めて食事をしたんですが、国連の人権大使も含めて、多くの方々にこの問題は繰り返し言い続けなければいけないと思います。もちろんやった後のリアクションも考えて対応すると言っておりました。

      独裁国家が3代も続くわけがない。カダフィ然り、チャウシェスク然り、さかのぼればフセイン然りです。必ず独裁者は倒れます。キムの3代目だけがいつまでも続くわけがない、ということを私たちは強く訴えながら、国連を含め世論を盛り上げていこうということで訴えてきました。

      (2につづく)



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      ■安倍首相にメール・葉書を
      首相官邸のホームページに「ご意見募集」があります。
      下記をクリックして、ご意見を送ってください。
      [PC]https://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken.html
      [携帯]http://form1.kmail.kantei.go.jp/cgi-bin/k/iken/im/goiken.cgi

      葉書は、〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内閣総理大臣 安倍晋三殿

      ■救う会全国協議会ニュース

      発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(救う会)
      TEL 03-3946-5780 FAX 03-3946-5784  http://www.sukuukai.jp
      担当:平田隆太郎(事務局長 info@sukuukai.jp)
      〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
      カンパ振込先:郵便振替口座 00100-4-14701 救う会
      みずほ銀行池袋支店(普)5620780 救う会事務局長平田隆太郎
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      【扉は開くか 拉致再調査合意1年(下)】北、工作員使い「怪情報」流布…見返り狙い積極姿勢演出

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        2015.5.29 07:16更新

        【扉は開くか 拉致再調査合意1年(下)】



        北、工作員使い「怪情報」流布…見返り狙い積極姿勢演出

        (1/5ページ)

        http://www.sankei.com/world/news/150529/wor1505290006-n1.html


        対北朝鮮措置シュミレーションチームの会合であいさつする、北朝鮮による拉致被害者家族連絡会の飯塚繁雄代表(奥右から3人目)=20日午後、東京都千代田区永田町の自民党本部(斎藤良雄撮影)



        北朝鮮が特別調査委員会の設置を日本側に伝達してきた昨年7月。拉致問題について日本国内の世論の関心が一気に高まっていたころのことだ。「政府認定の拉致被害者は数人いる」「在留日本人は数十人に上る」。北朝鮮からこういった情報が流れていた。

        噂話ともいえる「怪情報」は、日朝を商用や人道活動名目で往来し、朝鮮労働党や北朝鮮の政府機関にも人脈がある「親朝派人士」と呼ばれる人々から、国内の北朝鮮専門家に伝えられた。

        北朝鮮の動向に目を光らせる公安当局は、情報の拡散に日本国内の工作員が関与した形跡を把握。「北朝鮮が対日交渉に積極的に取り組んでいる姿勢を強調し、日本側を協議に前のめりにさせて、制裁解除などの実利を確実に得る環境を醸成しようとしたのだろう」と分析し、「アクティブメジャーズ」(政治目的の対人情報工作)だったとの見方を強めた。


        「ハードル高い」…北にとっての3原則

        日朝関係筋によると、この動きは8月になって一転、「安倍(晋三首相)がハードルを上げたせいで、日朝は膠着(こうちゃく)状態だ」との主張に変わったという。

        日朝当局は8月中旬からマレーシア、中国・北京などで非公式に接触したが、北朝鮮は9月に「現在はまだ調査の初期段階。現時点でこの段階を超える説明を行うことはできない」と調査結果の通知が遅れることを伝えてきた。

        北朝鮮側が主張する「ハードル」とは何か。日朝関係者は「日本政府が第1回報告で政府認定の拉致被害者12人に関する安否などの明確な回答を要求したことだ」という。

        日本政府は昨年3月末の局長級協議以来、(1)拉致問題優先(2)被害者の安全確保(3)拉致問題の一括解決−の3原則を突きつけていた。拉致に関する調査・解決の優先順位を低く置いている北朝鮮にとって、安倍首相の示した一線は高すぎるものだった。

        北朝鮮側が1回目の結果通知を遅れさせた理由として「見返り」への不満があったという説もある。北朝鮮は最初の報告と引き換えに貨客船「万景峰(マンギョンボン)92」の入港解禁をもくろんでいたものの、その見込みが薄まり態度を硬化させた−という見方である。

        日朝関係者によると、交渉で北朝鮮側が執着したのは遺骨や残留日本人帰国で取れる「見返り」で、拉致被害者調査は言を左右に先送りだったという。交渉は暗礁に乗り上げていった。



        被害者家族「結果」だけ求める

        4月3日、拉致被害者の田口八重子さん(59)=拉致当時(22)=の兄で家族会代表を務める飯塚繁雄さん(76)は、安倍晋三首相と面会した席でこう訴えた。

        「われわれは拉致被害者の確実な帰国を譲ることができません。焦って北の報告書を受け取る必要もないかと思っています。拉致被害者の確実な帰国、この実現以外望んでおりません」

        家族は被害者の帰国だけを望む。日本政府は調査結果の迅速、正直な通知を求める立場だ。

        飯塚さんは「(被害者の帰国という)当初からの目的をはっきりさせ、変な方向に独り歩きしないようにしなければと思っていた」と発言の意図を説明する。家族は北朝鮮に肉親を返せと言っているのであり、報告のための交渉を求めているのではないということだ。政府には、被害者の帰国という「結果」だけを求めているのである。



        中朝、険悪さ深めるばかり…「影響、予測不能」

        非道な問題を長期間放置し、対応すらしようとしない北朝鮮に対し、国際社会はますます厳しい視線を向けている。

        日本政府は、叔父や側近までも処刑する金正恩(キム・ジョンウン)政権の実態も、拉致問題の解決に重要な要素だとみている。金第1書記は政権の延命に力を注ぐ一方で、孤立の道を進んでいる。


        中国との関係も冷え込んだままだ。中国の習近平国家主席は就任後、北朝鮮よりも先に韓国を訪問し、外交・経済の中韓蜜月を北に見せつけた。今年1月には北朝鮮と接する中国瀋陽軍区が上陸戦まで想定した大規模訓練を実施した。中朝関係者はその狙いを「有事の際、平壌まで迅速に軍を移動させるのに備えたものだ」と話す。これに対抗するように、北朝鮮軍は中朝有事を念頭に、冬季渡河演習を行った。

        こうした状況に至ったのは、金第1書記が、叔父で対中外交のキーマンだった張(チャン)成(ソン)沢(テク)氏に対し「中国と通じて体制の変更を試みた」とみなして処刑したことによる。北朝鮮情勢の激変を嫌う中国はこれに強く反発した。朝鮮戦争で米軍を主体とする国連軍と戦った中朝の同盟関係は、いまや険悪さを深めるばかりだ。

        救う会関係者は「拉致問題に与える影響は予測不能だ」と懸念している。



        被害者奪還へ…北制裁強化にかじ

        家族が求める「結果」を出そうとしない北朝鮮に対し、日本では警察当局が北朝鮮産マツタケの不正輸入事件を摘発。在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)トップの許(ホ)宗(ジョン)萬(マン)議長の次男を逮捕し「厳正な法執行」の方針を具体化した。

        再調査開始から1年を経ても報告がない場合を想定し、さらなる制裁を検討するプロジェクトチームの議論が5月から、自民党内で始まった。6月中に案をとりまとめ、政府に提出される予定だ。

        さらなる「圧力」を検討し始めた日本。その効果的な手法に関し、日朝交渉に携わった政府高官の一人は「日本から北朝鮮への全面送金停止に加え、出国した在日朝鮮人の再入国を例外なく禁止すれば効果は出てくる」との私案を示す。過去に一度も実践されていない措置だ。

        不誠実な態度を取り続ける北朝鮮に対し、安倍首相は最近、周辺に強い口調でこう語った。「北朝鮮に甘い顔をしても成果は得られない」。制裁強化にかじを切る決断を下した瞬間だった。拉致被害者奪還のため、政府にも覚悟が求められている。



        この連載は久保田るり子、加藤達也、比護義則、森本昌彦、桜井紀雄、中村昌史、楠城泰介、三宅令、石鍋圭が担当しました。

         

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        【扉は開くか 拉致再調査合意1年(中)】 「自分の意志で来たのなら返す」入り口は保衛部幹部の一言

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          2015.5.28 07:00更新

          【扉は開くか 拉致再調査合意1年(中)】



          「自分の意志で来たのなら返す」入り口は保衛部幹部の一言

          「虎穴」に飛び込む



          (1/5ページ)


          http://www.sankei.com/world/news/150528/wor1505280008-n1.html




          協議に向かう北朝鮮の徐大河・特別調査委員長=2014年10月28日、平壌


          2013年12月、中国で開かれた日本と北朝鮮の秘密交渉の席で、北朝鮮当局者は外務省アジア大洋州局幹部を前に、こんな言葉を口にした。

          「自分の意志で共和国(北朝鮮)に来た日本人がいるのなら、帰ればいい」

          日本側にとってこの一言は、ストックホルム合意に至る対北朝鮮交渉の長い道のりの入り口となる重大発言だった。

          日本が注目したのは発言の中身よりも、発言の主である。その人物について、北朝鮮側は交渉前の説明で「外務省の日本担当者」とだけ伝えてきていた。しかし、日本外務省はインテリジェンス(情報の収集・分析)によって得ていたデータと照らし合わせた結果から、その「日本担当者」が北朝鮮の秘密警察「国家安全保衛部」の幹部であると断定した。

          保衛部は、外務省が当初から交渉を熱望していた相手だった。金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の手足として国内のあらゆる情報収集と摘発、粛清などを行う強大な権限を持ち、拉致被害者の情報を管理しているとも伝えられている北朝鮮の重要機関である。


          ■保衛部幹部、02年の日朝首脳会談にも同行

          外務省が交渉相手のターゲットとして重視した理由は、それだけではない。

          金正日(キム・ジョンイル)総書記が日本人拉致を認めた02年の日朝首脳会談にこぎ着けた事前の極秘接触で、当時の田中均外務省アジア大洋州局長が水面下交渉を繰り返した「ミスターX」こと柳敬(リュ・ギョン)氏も、保衛部で副部長を務めていた大物だったからだ。


          13年の日朝秘密交渉に現れた保衛部幹部は、実は02年の首脳会談にも同行していた人物であることも分かっていた。

          この秘密交渉の1年前に政権に返り咲いた安倍晋三首相は、北朝鮮による日本人拉致問題の解決を政権の最優先課題と位置づけた。首相の意を受けた外務省幹部は静かに北朝鮮人脈をたぐり、ようやく保衛部幹部との秘密交渉にたどり着いたのだ。

          自分の意志で北朝鮮に入った日本人を帰す−。日本側は、保衛部幹部から出た言葉を、「拉致被害者の帰国」の可能性を示唆したという文脈でとらえた。

          14年に入っても、ベトナム・ハノイや香港などで数週間に1度のペースで極秘接触は続けられた。その流れは、同年3月に中国・瀋陽で非公式の日朝課長級会議になり、一気に正式な拉致問題をめぐる再調査へとつながっていった。



          ■「詰め甘かった」…「合意」に批判や疑問

          度重なる秘密交渉の末にたどりついた拉致被害者の再調査を含む「ストックホルム合意」から1年を迎える。しかし、拉致被害者帰国という結果はいまだにもたらされておらず、北朝鮮の専門家らから合意の内容をめぐって「詰めが甘かった」との批判も出た。ただ、交渉筋は合意当時、こう評価していた。


          「確かに日本側に何が取れるという確たる担保はない。だが、北朝鮮側にも日本から支援が取れる担保はない。いまは交渉を開始することが最も重要だ」

          北朝鮮による再調査の対象には拉致被害者のほか、行方不明者▽1945年前後に北朝鮮域内で死亡した日本人の遺骨▽先の大戦後に北朝鮮にとどまった残留日本人▽在日朝鮮人の帰国事業で夫らとともに北朝鮮に渡った日本人配偶者−が含まれていた。

          昨年7月に発足した北朝鮮の特別調査委員会の体制には、日朝の認識の違いが鮮明に現れていた。具体的な調査を担当する「分科会」について、日本側は「拉致被害者」の再調査を筆頭にしたが、北朝鮮側は「日本人遺骨」や「残留日本人・日本人配偶者」に次ぐ3番目に位置付けていた。

          政府内では当初から、拉致被害者に関する再調査の実効性に疑問符を付ける高官もいた。



          ■遺骨問題で成功体験…米国などから2800万ドル

          拉致問題以外の人道問題を重視する北朝鮮の姿勢の背景には、2011年12月に死去した金正日総書記生前時の「人道問題で日本世論を誘導し、外貨獲得につなげよ」という内部指示があった。

          北朝鮮は人道問題で過去に、成功体験があった。1953年に休戦した朝鮮戦争に絡む兵士の遺骨収集で米国などと合意。約220柱が送還され、北朝鮮は約2800万ドル(現在のレートで約34億円)を得たとされる。


          ストックホルム合意前にも、北朝鮮は遺骨問題で日本に接近していた。2012年8月に日朝赤十字協議が開かれ、その後、外務省課長級、局長級協議に引き上げられた。同年12月の長距離弾道ミサイル発射で協議は頓挫したが、金総書記の“遺訓”ともいえる対日戦略が立ち消えたわけではなかった。


          遺骨収集を北朝鮮の「金づる」にされないのか。合意には各方面から懸念が示された。



          ■北朝鮮、拉致問題は「ワン・オブ・ゼム」


          批判や疑問の声が上がったストックホルム合意とは、何だったのか。

          昨年5月29日に発表された合意文書で北朝鮮は調査の進め方に言及。再調査の対象とした全ての分野について《包括的かつ全面的に実施する》とした上で《同時並行的に行う》としている。これは、北朝鮮が拉致問題の位置づけについて、全ての分野の「ワン・オブ・ゼム」(多くの中の一つ)とする立場を明確にしたとも読める。

          拉致被害者の帰国に直結する調査と情報の速やかな提供を最優先で求める日本側とはそもそも、明らかな違いがあったのだ。


          日本側も北朝鮮の思惑は織り込み済みだった。日朝交渉筋の一人はこう言う。「調査に遺骨収集や残留日本人を入れたのは、狡猾(こうかつ)な北朝鮮に交渉の余地を与える狙いだった」。つまり、日本側は拉致以外の問題を「誘い水」に、そこから拉致被害者帰国をたぐり寄せる戦術を選んだ。

          日本側は“保険”も確保していた。交渉筋は「情報は官邸が集約した。表正面の外務省とは別ルートが少なくとも1本はあった」と明かす。目的は北朝鮮側の意志確認だった。北朝鮮の狙いを十分に認識しながら、あえて日本は「虎穴」に飛び込んだのである。


           

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          【扉は開くか 拉致再調査合意1年】(上)

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             2015.5.27 07:00更新

            【扉は開くか 拉致再調査合意1年】

            (上)総連幹部が妄言「生存者いない」

                     …北の不誠実、進まぬ交渉



            (1/4ページ)

            http://www.sankei.com/world/news/150527/wor1505270008-n1.html



            家宅捜索後、記者団の質問に応じる許宗萬(ホジョンマン)朝鮮総連議長=26日午前11時13分、東京都杉並区(三尾郁恵撮影)



            「拉致問題解決が履行されるかされないかの重要な時期に、さも朝鮮側に責任があるかのように転嫁している。(日朝間の)交渉が『無効』と言っているのと事実上同じでないか」

            北朝鮮産マツタケの不正輸入事件で、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)トップ、許宗萬(ホ・ジョンマン)議長の次男、許政道(ジョンド)容疑者(50)が逮捕された翌日の13日、東京都千代田区の朝鮮総連中央会館で開かれた記者会見に南昇祐(ナム・スンウ)副議長の姿があった。

            産経新聞は出席を拒否されたが、関係者によると、警察の捜査と日本政府を糾弾する場で、南氏は拉致被害者をめぐる「再調査」を持ち出した。安倍晋三政権は拉致被害者の「生存者を帰せ」と言っているとした上で、北朝鮮側の姿勢を示す決定的な一言を口走る。

            「生存者がいない状況」と述べ、続けた。「朝鮮は誠実に報告する準備ができている。だが(日本は)生存者がいないということでは関係を構築する必要はないという立場なのだろう」

            拉致問題で生存者の帰国は日本にとって絶対条件である。実際、確度の高い生存情報はある。これを「いない」と言い、交渉停滞の原因を捜査に責任転嫁する北朝鮮側の言動に、誠実さはない。



            ■「帰国、処罰されない」…日本人配偶者の調査先行

            日朝は昨年5月、スウェーデン・ストックホルムで開いた政府間協議で、北朝鮮が拉致被害者らを再調査することで合意したが、北朝鮮側ののらりくらりとした対応により事態は全く進んでいない。むしろ、北朝鮮内部での動きは、日本側が求める拉致被害者の帰国を最優先に想定していないことさえ、うかがわせる。

            その一つの事例が、在日朝鮮人の帰国事業で夫らとともに北朝鮮に渡った日本人配偶者の調査先行だ。


            日朝関係者によると、北朝鮮の秘密警察「国家安全保衛部」は昨年5〜6月に調査を始め、今年3月には日本人配偶者に「日本に帰りたいと言っても処罰されない。本音を言え」と告げたという。北朝鮮はこの時点で、ストックホルム合意の“成果”として日本人配偶者を帰すことを決めていたことが垣間見える。

            北朝鮮は、拉致問題を最重要課題に位置づける日本に対して、拉致に絡まない日本人の報告を出し、自らのペースで協議を進めようとしていたのである。拉致被害者の「再調査」は日本から是が非でも制裁の解除を取り付けるための材料でしかなかった−。日朝関係者はそうみている。



            ■「返す」「返さない」…損得シミュレーション

            「再調査」の合意前、政権を握った金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が「拉致問題の解決」の方策を真剣に検討していた可能性があることが最近、明らかになった。

            別の日朝関係者によると、金第1書記は2012年11月末、拉致被害者について“返す”“返さない”の2つのケースについて、損得をシミュレーションせよと命じていたという。

            金第1書記の叔父で、処刑された張成沢(チャン・ソンテク)氏は晩年の金正日(キム・ジョンイル)総書記に「日本の支援を得たいなら拉致被害者の帰還だ」と提案。張氏はその後、金第1書記にも自説を具申したという。

            日本との関係改善で得られる制裁解除や国交正常化への道筋といった見返りを経済立て直しのてこ入れにしたかった金第1書記も、この戦略に飛びついたとみることができる。


            北朝鮮が拉致被害者の帰国を“得”とみたか“損”とみたかは不明だが、張氏の粛清と前後して日朝関係は「拉致」をめぐり動き出し、現状では北朝鮮は不誠実な対応に終始している。



            ■遺骨報告打診…北の揺さぶり、神経戦激化

            北朝鮮は昨年7月4日、ストックホルム合意を受けて設置した特別調査委員会による調査の開始を発表したが、年が明けても調査報告を先延ばししていた。

            局面打開のため、北朝鮮との交渉窓口を務める外務省は今年初め、これまでと異なる動きを見せる。日朝2国のやり取りから、北朝鮮の核開発をめぐる6カ国協議再開への動きを活発化させたのだ。「6カ国協議は日朝交渉に資する」。外務省幹部はこう主張するようになった。

            一方の北朝鮮は1月末と2月に中国・上海、大連で開かれた水面下交渉の際、拉致被害者以外の残留日本人と日本人遺骨の調査報告書を提出すると打診してきた。外務省の一部に打診を受け入れてはどうかという意見も出たが、安倍政権の「拉致優先」の姿勢にぶれはなく、北朝鮮の“揺さぶり”は露と消えた。

            これまでの中国・北京の大使館ルートを通じた日朝間のやり取りや水面下の非公式接触では、拉致被害者の安否情報はもちろん、調査結果の回答が見込まれる感触すら得られていない。

            拉致問題の解決は安倍政権の最優先課題であり、政府内では「結果は何としても出さなくてはならない」(内閣官房幹部)との声が強まる。3月に入ると、外務省幹部は北朝鮮への圧力の必要性に言及し始めた。

            拉致問題を抜きにした報告でさらなる制裁緩和や人道支援を得ようとする北朝鮮。拉致被害者の帰国なしには北朝鮮への支援を認めない日本政府。両者の神経戦は激化してきた。


             

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            北朝鮮人権侵害問題啓発集会&国民大行進in九州

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              限界は超えた!


              平成27年6月14日(日)



              北朝鮮人権侵害問題啓発集会&国民大行進in九州



              6月14日です。
              いよいよ残るは14日です。
              ご参加お願い致します。



              https://www.facebook.com/photo.php?fbid=656877054445713&set=a.124416067691817.23541.100003702733397&type=1

              (藤井守人氏の face book より)
               
              藤井守人さんの写真


              もう、対話でも圧力でもない!
              拉致被害者の奪還、救出あるのみです。

              政府関係者複数に参加の打診中!
              昨年は古屋拉致担当大臣、衛藤首相補佐官等が参加されました。

              主催:北朝鮮に拉致された日本人を救出する九州連絡協議会

              後援:
              福岡県
              佐賀県
              熊本県
              大分県
              宮崎県
              福岡市
              鳥栖市
              佐賀県議会北朝鮮拉致問題早期解決促進議員連盟
              佐賀県教育委員会
              福岡教育連盟
              日本会議福岡
              日本会議熊本
              日本会議佐賀
              日本会議長崎

              in九州ですが、全国からの参加をお待ちしております。
              あなたの参加が、拉致被害者とその家族を救います。


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              北朝鮮に未来を描かせないためにやるべきこと‐東京連続集会報告2

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                 ★☆救う会全国協議会ニュース★☆

                (2015.05.25-2)

                北朝鮮に未来を描かせないためにやるべきこと‐東京連続集会報告2


                ■北朝鮮に未来を描かせないためにやるべきこと


                ◆国際社会は核・ミサイルで制裁、日本は人道・人権でも制裁

                西岡力

                ありがとうございます。今国際社会についての訴えについてまとめていただきましたが、最後の点が非常に重要だと思います。つまり、拉致を含む人権問題で国際社会は北朝鮮に制裁をかけるべきだということを強く言いましょうということです。

                世界は北朝鮮にずいぶん制裁をかけています。基本的には国連の安保理決議に基づく制裁です。安保理事会の決議は何を理由にしているか。核実験とミサイル実験です。それを理由に、ぜいたく品と軍事関係の物の貿易を禁止しています。あとテロ資金の移動の禁止などです。

                日本はこの制裁をもちろんやっていますが、これに加えて拉致問題があるので、人道支援さえ止めています。すべての貿易を止めているのです。すべての船の入港も止めています。そこで国際社会に対して日本のところまで一緒に上がってきてほしいということです。人権を理由に一緒に制裁をしましょうという訴えをされたということです。

                そのことも含めて先生にお聞きしたいのは、北朝鮮は「このまま圧力をかけ続けると交渉はできなくなる」と脅してきましたが、安倍総理は逆に、「拉致が解決しなければ未来を描くのが困難だと認識させる」と言い返しています。

                民主党の立場から、その安倍総理の発言をどう評価するか。私は多分同じ気持ちだと思いますが、その場合に、具体的に、未来を描かせないことが日本にできるのか、そのためにオールジャパンで何をすべきなのかです。



                ◆「待ち続けます」と答弁した外務省、制裁再発動、総連本部の管理を日本がやるべき

                渡辺周 来週月曜日の夕方に、拉致対策委本部の会合をやります。民主党にも高木義明さんという旧民社党系の方がおられます。国対委員長をやっておられます。松原仁元大臣もいます。

                このタイミングでやるというのは、当然ストックホルム合意から、日朝再協議なるものから1年たって未だ何の成果も出ていないからです。先日ある議員が、拉致問題の特別委員会で質問するために外務省を呼んで、事前に質問内容を通告していました。「一体これはいつまで待つつもりなんだ」と聞いて外務省が何と言ったかというと、「待ち続けます」と。

                こんなのはありえない。北朝鮮は拉致被害者がどこにいるか完全に把握しているわけです。調査するなんてでたらめな話なんです。その気があったらできることです。なのに外務省は、「向こうから誠意ある回答がくるまで待つ」なんて、こんなのんきなことを言っていられるわけがないんです。当たり前です。

                もう1年ですから区切りをつけて、制裁を再発動することについて、今は送金の届出額を上げました、人の往来も認めましたが、とにかく北朝鮮の嫌がることをやろう。

                もう一つは朝鮮総連の建物に対して、我々がどうやって彼らの嫌がることに関与するかです。これは非常に興味深いことを、一緒に行った脱北者の木下さんが言っていましたが、なるほどなと思いました。

                帰還事業で帰った方々の中に、千代田区富士見の本部について、近くに議員宿舎がありかつて私も住んでいましたが、北朝鮮の中で金日成時代あるいは金正日時代に朝鮮総連の人間が何を言ったか。「日本の天皇陛下が住んでいる皇居よりも標高の高い所に我々の共和国の旗が翻っています」と報告をするんだそうです。

                これは脱北者者の方がおっしゃったことです。なるほど、と。北朝鮮にしてみると、皇室がお住まいになっていらっしゃる皇居よりも、わずか数メートル高い、確かに近くの靖国神社は九段下から坂を上っていきますので少し高いですよね。そんなことが彼らのこだわりなのかもしれませんが、総連の本部は皇居より標高の高い所にある。そこに共和国の旗が翻っているんだと得意満面で、枕詞にして言っていたそうです。

                だから彼らにとっては、総連の本部というのは何よりも守りたいヘッドクォーター、司令塔ですので、彼らの一番嫌がるこの総連の土地建物をどうするか。

                それから先日、その質問に立った議員に僕は少し知恵をつけたんですが、拉致をした実行犯はもとより、その協力者、朝鮮総連の中にいる、今もその連中が日本の国内にいる。この協力者に対して捜査しないのか、と山谷大臣、国家公安委員長に質問しました。

                議事録を見ていただければ分かるんですが、いつも通りの答弁で、「様々な可能性を考えて情報収集をしているし、やるべきことはやる」という話ですが、そこをもう1回、拉致に関わった総連の人間に関する情報を出せ、捕まえろ、と。マツタケで捕まえられるんだったらもっとひどいことをやった人間を捕まえろ。そして何よりも総連のビルについては、あらゆる法律を駆使して、もう1回日本国が管理をして、総連のビルの中で総連の人間を出入りさせないようにする。

                そういうことも併せて検討、準備することで、この1年成果のない日朝協議は、そろそろそれが見えるようにやらなければならない。民主党がどうこうというより、これは本当に、拉致議連も含めて、官邸が少し今トーンが下がっていると感じるものですから、とにかく官邸に対してそれくらいのことをやれということを国会が、政治がやるという姿勢を示したいと思います。

                西岡 ありがとうございます。実は渡辺先生は民主党政権時代、防衛副大臣をされていました。その立場から、秘密のこともあるので言えることと、言えないことがあると思いますが、北朝鮮が混乱事態になったときにどう助けるのか。そういうことについて日本政府は何をやっているのかということについても、当時は政府の中で防衛相の人たちを叱咤激励してくださったと聞いているんですが、その中でここで話せる部分があれば。



                ◆北朝鮮が崩壊し主権がなくなったら、

                                 特殊部隊が外務省職員を護衛しつつ救出



                渡辺 周

                これは先日、特定失踪者問題調査会の荒木さんたちが、予備自衛官ブルーリボンの会をやっていた時、ちょうど国会が本会議で、国会の会議は突然前の日に出たりします。これは国会のかけひきですが、我々は行かれなかったんですが、北朝鮮でこれから側近が次々に粛清されるような異常事態の中で、もし例えば金正恩が側近に暗殺された場合、自分が殺されるくらいならこいつを亡き者にしようということが起きるかもしれない。

                北朝鮮の主権は我々はもともと認めていませんが、国家でなくなって崩壊状態になってしまった時に、日本国政府として邦人保護は国家の使命ですから、拉致被害者を救出するために何ができるかということ。

                これは私が防衛省にいた時に秘かにやったんです。もちろん、他国に邦人救出を頼むとしても、受入国の同意がなければ主権国家である他国に入って活動することはできません。警察然り、自衛隊然りです。

                しかし、北朝鮮で主権がなくなってしまった、つまり国家がカオス(混乱)状態の時にどうしたらいいかということを、実は検討しました。実際の所、答えはまだないんです。

                しかし、邦人保護を考えた時に、被災地に取り残された人のことを思えば、あるいは(チュニジアの)クーデターでフェイスブック革命、ジャスミン革命と言われる中で、在留邦人が逃げられなかったことがあります。

                こうしたことを考えると、やはり救出に行くんだと。そのために一昨日国会で質問しました。2005年からずっと呼びかけ続けているラジオ「しおかぜ」があり、このことを特定失踪者問題調査会の方々からいただいて質問したんですが、国境を越えて唯一届けられるのは電波です。手紙も届かなければ、人が行くこともできない。しかしあの北朝鮮に送れるのは短波であり中波である。

                しかし、NHKも総務省もできない理由ばかりあげるものですから、「安倍政権はオールジャパンでやると言っているのになんだその態度は」と。高市総務大臣はできない理由を一生懸命あげていました。

                「なかなか困難だ」というから、「困難なことをやるのにそんなことをこちら側から言ったらだめだろう」ということでだいぶ厳しく言ったんですが、とにかく北朝鮮が崩壊する時には「しおかぜ」の電波を使って、「どこに集まってくれ」と日本人に呼びかける。毎日決まった時間に、「どこに集まってくれ」、「聞こえてる日本人の皆さんここに来てくれ」と。これはもう呼びかけ続ける。

                それに対して、私たちは、主権なき北朝鮮になった場合、ここから先は私の思いですが、習志野に特殊部隊がいるんです。第一空挺団といいます。アメリカのシールズ(Navy SEALs、海軍特殊部隊)みたいな特殊な訓練を受けた組織です。

                例えばこういう人たちにガードしてもらって、外務省の職員が邦人保護ということで行ったらいいんです。外務省の職員の身分に切り替えて、北朝鮮にどうやって入っていくか、空から入るか、海から入るか、中国から入るのかですが、そういう可能性を考えておかないといけないと思います。

                これからは、水面下の議論ではなく、見えるように私たちはそういう可能性を検討していきたいと考えています。


                西岡力

                この問題は本当にオールジャパンで考えていくということですが、先生はずっと前からやってくださっていて、ニューヨークに2年前にも行かれたと言われましたが、その前から何回も我々と一緒に訪米もしていただきました。身体を張って最後までやってくださる先生の一人です。

                ここであまり全部はしゃべっておられませんが、防衛副大臣になったらすぐ(官僚を)呼び出して、どうなっているんだと言ってくださっていることを横でも聞いていました。

                まさにここ数か月が山だと思います。そういう中で、取り戻すという1点にかけて最前線で戦ってくださっている先生を今日及びできて感謝しています。ありがとうございました(拍手)。

                渡辺

                最後に一言だけ。やはり、私たち自身が絶対取り戻すんだということです。核の問題やミサイルの問題は、これは安全保障上の問題であり、外交上の問題ですが、拉致の問題を言い続けられるのは日本国しかない。

                そして世界の中でこの情報を持っているのは、やはり西岡先生をはじめとした皆さんとともにやってきた家族会・救う会の皆さんであり、私たちが先頭に立っていかないと世界の国が動いてくれない。その思いを今日、共有していきたいと思います。今日はどうもありがとうございました(拍手)。

                (3につづく)



                ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
                ■安倍首相にメール・葉書を
                首相官邸のホームページに「ご意見募集」があります。
                下記をクリックして、ご意見を送ってください。
                [PC]https://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken.html
                [携帯]http://form1.kmail.kantei.go.jp/cgi-bin/k/iken/im/goiken.cgi

                葉書は、〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内閣総理大臣 安倍晋三殿

                ■救う会全国協議会ニュース

                発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(救う会)
                TEL 03-3946-5780 FAX 03-3946-5784  http://www.sukuukai.jp
                担当:平田隆太郎(事務局長 info@sukuukai.jp)
                〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
                カンパ振込先:郵便振替口座 00100-4-14701 救う会
                みずほ銀行池袋支店(普)5620780 救う会事務局長平田隆太郎
                ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

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                北朝鮮に未来を描かせないためにやるべきこと‐東京連続集会報告1

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                  ★☆救う会全国協議会ニュース★☆

                  (2015.05.25-1)

                  北朝鮮に未来を描かせないためにやるべきこと‐東京連続集会報告1


                  安倍総理は、今年4月3日、家族会との面会で「大切なことは、拉致問題を解決しないと、北朝鮮は未来を描くことが困難だと認識させることだ」と述べ、日本の強い意思を表明した。マツタケの不正輸入で朝鮮総連議長の家宅捜索を行ったことに対し北朝鮮は、「日朝政府間協議もできなくなっている」と脅してきた。日本は、総連議長の次男を逮捕するなど厳しい姿勢を見せている。まさに今が「最終決戦のとき」である。

                  今回は、5月に家族会・救う会と訪米した民主党の渡辺周議員・拉致議連会長代行に冒頭報告をしていただき、続いて、西岡会長が、北朝鮮に未来を描かせないためにやるべきことを報告した。概要以下の通り。数回に分けて報告します。


                  ■北朝鮮に未来を描かせないためにやるべきこと

                  ◆ニューヨークで北朝鮮外交官を脱北者が取り囲む

                  西岡力(救う会会長、東京基督教大学教授)

                  みなさん今晩は。5月5日に、ニューヨークで日本政府主催の「北朝鮮人権国際シンポジウム」がありました。実はこれは一定の緊張感の中で行われたんです。

                  4月2日に、ご承知の通り、北朝鮮は日本に対して、「このままでは政府間対話ができなくなっている」と脅してきました。我々が安倍さんに会う前日でしたが、その理由は2つあります。

                  1つは、朝鮮総連の議長や副議長の自宅を家宅捜索したこと、もう1つは拉致問題を国連に持ち込んでいることがけしからんというものです。「政府間対話ができなくなっている」と言われましたが、4月3日、安倍総理は我々に対して、「拉致問題を解決しなければ北朝鮮が未来を描くことは困難だと認識させなければならない」と言いました。

                  そして、4月26日、日比谷公会堂で行った国民大集会でも安倍総理は同じこ
                  とを言いました。それに対して北朝鮮は、「安倍ごときが主体思想の国の未来を
                  云々するのはけしからん」と言って怒らなければいけないのに、安倍批判をしな
                  かった。

                  そういう中で5月5日に、政府がニューヨークで国際シンポジウムをやった。つまり、北朝鮮が、「それをやったらもう交渉を打ち切るぞ」と脅している中で、敢えて予定通りニューヨークでやった。

                  そこに、政府だけでなく、超党派でオールジャパンだということを示すために野党からも来てほしいと山谷大臣の方から強い要請があって、拉致議連の会長代行の渡辺周先生が民主党の拉致問題対策本部長として行ってくださったということです。

                  実はもうちょっと緊張関係があって、その前の週、同じ国連で我々がよく知っている金聖●(●=王へんに文、キムソンミン)自由北朝鮮放送の代表などが20人くらい、ワシントンで行われた北朝鮮自由週間の行事のためアメリカに行っていました。

                  その中で1日だけニューヨークに行って、ニューヨークで北朝鮮人権に関する脱北者者の公聴会をやったら、北朝鮮の外交官がそこに現れて、脱北者が話をしている途中突然立ち上がって、抗議声明を読みだした。司会者の、国連代表部の米国の大使が、「あなたたちに発言の機会を与えるから待ちなさい」と言っても、やめなかった。

                  それで脱北者者たちが北朝鮮の外交官を取り囲んで大声でやり取りをするということになりました。その後我々が行ったわけですが、前日の5月4日には山谷大臣を激しく非難する声明が北朝鮮から出ました。そういう中で5月5日の国際シンポジウムが行われました。壇上で発言してくださった渡辺先生からその辺のいきさつをふくめて、どんなことを話されたのかなどをお願いいたします。



                  ◆国連を巻き込んだ一連の動きに対して北朝鮮は神経質になっている

                  渡辺周(民主党拉致問題対策本部長、拉致議連会長代行、衆議院議員)

                  みなさん、こんばんは。このシンポジウムは5月5日にニューヨークで開かれましたが、その2日前、5月3日に特定失踪者問題調査会の(対北ラジオ)「しおかぜ」主催の集会がロサンゼルスでありました。拉致、特定失踪者をテーマに、在サンフランシスコ州の日本人を対象にした日本語による2時間のシンポジウムで、皆様と思いを共有していくイベントがあり、それにも出席しました。

                  ニューヨークの集会は国連から歩いて数分のところにあるホテルで行われ、主催者である山谷大臣の他の政治家は私と拉致議連の事務局長を務めている新潟県の自民党参議院議員の塚田一郎さんでした。

                  そして横田めぐみさんの弟さんの横田拓也さん、山梨県でお姉さんが図書館に行ったまま行方不明になった森本美砂さん(山本美保さん妹)、北朝鮮から脱北してきた通名木下さんという方が参加しました。

                  木下さんは70近い方ですが、帰国事業で、「北朝鮮は地上の楽園」ということで親と共に帰国し、その後40数年過ごし、今から7年ほど前に瀋陽の日本領事館経由で脱北した方です。

                  拓也さんが拉致被害者家族を代表して、森本美砂さんが特定失踪者を代表してその家族の思いを、そして脱北者下在日朝鮮人の木下さんが、北朝鮮という国の公開処刑や密告制度が今もはびこっていて、人権。人道のかけらもない国が未だに21世紀の地球上にあるとの訴えを行いました。

                  西岡さんからも話がありましたが、その前日に、いわゆる脱北の問題を取り上げたところ、北朝鮮の出先事務所がアメリカにあり、30人くらいのスタッフがいるらしいのですが、そこの人物が妨害行為をしました。

                  5月5日のシンポジウムは10時から12時までの2時間でしたが、ひょっとしたら北朝鮮の代表部からやってきて妨害行動をするのではないか、日本国の大臣も来ていますので金属探知機が入口に置かれました。

                  また、シンポジウムの隣の会場では写真パネルを含めて、拉致問題とはなんであるかについて、めぐみさんのDVDやコミックになった英語版の本をフリーで渡しました。シンポジウムの方は、約120〜30名入る会場でしたが、満杯になっていました。

                  西岡さんも言いましたが、5月4日に、朝鮮中央通信が論評を出しました。これはニューヨークでのシンポジウムに対し大変神経質になっていることを裏付けたものだと思います。

                  「日本の拉致担当大臣山谷がアメリカで、反共和国人権討論会を繰り広げ、国連駐在の各国代表部に拉致問題解決のための助けを乞う国連外交をしようとしている」。その後が大変けしからんのですが、「拉致産業によって存在を延命する彼女が東京で青筋を立てるだけではあきたらず、ニューヨークに行ってスカートの風を、これは女性の行動が活発な比喩のようですが、巻き起こし、拉致問題を宣伝しようとしている。対北朝鮮敵対意識が骨髄に徹した対決狂信者」と言っています。北朝鮮という国は異常なほどの言葉づかいをする国です。「事物の分別もつかず初歩的な政治的常識も備えていない未熟児のみが働くことのできる分別のない行為である」。こんなような、あらんかぎりの言葉を書いて声明を発表しました。

                  私は2年前にも、当時の古屋大臣と一緒に、超党派ということで拉致議連を代表してニューヨークに行きました。今回2度目でしたが、前回のシンポジウムの時は、こんなことは北朝鮮はやらなかった。つまり今回、国連を巻き込んだ一連の動きに対して北朝鮮は神経質になっている。だからこそ、あらんかぎりの罵声を浴びせるような論評をしています。

                  ここまで言うのなら何か妨害行為でもあるのかなと思って少し備えはしていました。もしそうならば、各国のメディアも日本のメディアも来ていましたから、世界のメディアの前で北朝鮮が拉致問題であばれてくれると、世界に大変なニュースを発信することになります。逆説的に言うと、すこし心待ちにしていた部分はありますが、残念ながら来なかったわけです。

                  その中で、私たちは、「ある日、愛する家族が突然いなくなった。何の理由も、前触れもなくご家族がいなくなったらということを、皆さん想像してみてください」と話しました。そして、辛い目に逢っている家族にしか伝えられない魂の言葉を会場の皆様方に、英語と韓国語の同時通訳で訴えました。ニューヨークには脱北者の人権問題を支援するNGOの方々も大勢来ておられました。

                  何よりも言ったことは、かつて南アフリカでアパルトヘイトという、肌の色だけで差別をすることに対して国際的な非難があがった。のみならず国連は制裁を課しました。だとするならば、拉致を含め、日本人をこれだけ誘拐しておいて、さらに公開処刑があり、移動の自由も良心の自由もない。この軍優先で、未だに3代も続いている非人道的な国に対して、国連は制裁を課すべきではないかと訴えました。

                  つまり人道査察、拉致査察。北朝鮮という国は一体どうなっているのかということを、国連をあげてこの国に対してアプローチをしなければいけない。そして未だにこんなことが起きていることに対して、かつてアパルトヘイトの国に対して国際社会が動いたように、21世紀のアウシュビッツ、アメリカでの訴えでしたので、狂信者ヒットラーによって、民族浄化の名の下に、罪のないたくさんのユダヤ人がかつてガス室に送られた。このことを想起して、我々はことを起すべきだ。まだこんな国があるということを。

                  これは打合せしながら言いました。拉致問題だけ、特定失踪者問題だけを言っても、限られた時間の中で、色々な国から来ていらっしゃいますので、共有してもらうにはやはり人道や人権です。これは言ってしまえば、国連やアメリカ人が一番好む言葉をちりばめながら、拉致や北朝鮮の蛮行について行動を起こすように訴えました。

                  その後山谷大臣を含めて食事をしたんですが、国連の人権大使も含めて、多くの方々にこの問題は繰り返し言い続けなければいけないと思います。もちろんやった後のリアクションも考えて対応すると言っておりました。

                  独裁国家が3代も続くわけがない。カダフィ然り、チャウシェスク然り、さかのぼればフセイン然りです。必ず独裁者は倒れます。キムの3代目だけがいつまでも続くわけがない、ということを私たちは強く訴えながら、国連を含め世論を盛り上げていこうということで訴えてきました。

                  (2につづく)



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                  ■安倍首相にメール・葉書を
                  首相官邸のホームページに「ご意見募集」があります。
                  下記をクリックして、ご意見を送ってください。
                  [PC]https://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken.html
                  [携帯]http://form1.kmail.kantei.go.jp/cgi-bin/k/iken/im/goiken.cgi

                  葉書は、〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内閣総理大臣 安倍晋三殿

                  ■救う会全国協議会ニュース

                  発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(救う会)
                  TEL 03-3946-5780 FAX 03-3946-5784  http://www.sukuukai.jp
                  担当:平田隆太郎(事務局長 info@sukuukai.jp)
                  〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
                  カンパ振込先:郵便振替口座 00100-4-14701 救う会
                  みずほ銀行池袋支店(普)5620780 救う会事務局長平田隆太郎
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                  「お姉ちゃん。助けられず申し訳ない。諦めないで」

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                    ◆◆◆◆◆◆◆◆産経新聞より◆◆◆◆◆◆◆◆

                    2015.5.4 19:34
                    【拉致再調査】

                    「お姉ちゃん。助けられず申し訳ない。諦めないで」

                    めぐみさんの弟、拓也さんが対北制裁強化訴えた思い


                    http://www.sankei.com/world/print/150504/wor1505040037-c.html


                    対北朝鮮制裁の再発動を訴えた拉致被害者、横田めぐみさんの弟、拓也さん=3日(現地時間)、米ロサンゼルス(中村将撮影)

                    横田めぐみさんの弟、拓也さんは3日、米ロサンゼルスのシンポジウムで、対北朝鮮制裁の再発動を訴えた。16年前の5月3日は米大統領が初めて公に北朝鮮による拉致事件に言及した日。当時のクリントン大統領は「日本はこの問題が解決するまで追及し続けなければならない」と述べたが、世論は今も追及し続けているのだろうか。

                    「拉致を認めておきながら、いまだに人質外交として苦しみを長引かせている」。拓也さんは北朝鮮を強く批判した。何度も裏切られ、うちひしがれた。

                    めぐみさん誕生前、「拓也」という名前が用意された。生まれてくるのは男児だと思われたからだ。その名を受け継いだ。もう一人の双子の弟が哲也さんだ。

                    「2人も弟が生まれたよ」。めぐみさんは自慢して回った。姉が忽然(こつぜん)と姿を消した後、拓也さんらは母、早紀江さん(79)と新潟市の海岸を捜して歩いた。疲れても、痛くても。食卓は明るさを失い、家族旅行もなくなった。そうした状況を「わがこととしてとらえてほしい」と言う。

                    拓也さんにとって米国は思い出深い。9年前の4月、早紀江さんが米下院公聴会で「なぜ、助けられないのか、口惜しくて、悲しくてたまりません」と涙ながらに訴えた際、北朝鮮提供の不安げな表情のめぐみさんの写真を掲げた。

                    ブッシュ前大統領とも早紀江さんと一緒に面会した。この訪米で「家族はつらい思いをしている。でも一番つらいのは姉です」と言ったのを思いだす。

                    今回、特定失踪者問題調査会の北朝鮮向け短波放送の収録も行われ、拓也さんはめぐみさんに呼びかけた。「拓也です。お姉ちゃん元気ですか。40年近くも助けられずに申し訳ない。諦めないで元気でいてください。父も母も元気でやっています」。珍しく、声をつまらせ、涙をこらえた。

                    「日本の領土、領海を侵犯してきた北朝鮮の犯罪行為。交渉は存在しない。日本は要求し、応えなければ制裁を加えなければならないと思う」。国家が試されているのかもしれない。(ロサンゼルス 中村将)

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                    ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

                    一代の総理なら言い訳も聞く。16年も経過しながら拉致被害者の救出と主権回復が出来ない事実は政府、中でも外務省の方針に間違いがあって、しかもそれを是正できていないということ。自分達は全力でやっているというなら、全力でやっても解決できない原因がどこにあるのかハッキリせよ。我が国は民主主義国家である。国民を信じて経過を国民に広報せよ。外交は外に出せないというなら考え違いだ。今は民主主義の時代だ。国民主権の時代である。勘違いしてはいけない。このままでは外務省は国民から孤立し、情報の不足は外務省パッシングに発展する。主権の存する国民に事実を伝えないことは日本国に間違った選択させるということだ。外務省は思い上がってはいけない。諸君も外交官という服を脱げば一日本人であるぞ。国民は仲間ではないか。国民は家族ではないか。北朝鮮に拉致されている者は君らの家族だぞ。国民にきちんと説明しない君らを見ていると日本人の魂を忘れているのではないかと屡々思うのだ。(馬場)

                     

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                    最終決戦のとき、不退転の決意で全員救出を!国民大集会報告3

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                      ★☆救う会全国協議会ニュース★☆

                      (2015.05.01)

                      最終決戦のとき、不退転の決意で全員救出を!国民大集会報告3


                      ■最終決戦のとき、不退転の決意で全員救出を!国民大集会報告

                      櫻井よしこ

                      松原さんがおっしゃった朝総連問題は本気で考えなければならないことだと思います。次に、公明党拉致問題対策委員長の上田勇さんにお願いいたします(拍手)。



                      ◆一致団結してこの問題で圧力を

                      上田勇

                      本日は、この国民大集会に大勢の皆様、誠にありがとうございます。

                      今、日朝交渉において、大きな成果がご報告できないことは誠に残念なことでありますが、水面下で、実務的には非常に厳しいせめぎ合い、そして進展もあるのではないかということを承知しています。

                      しかし、まだまだこの交渉はなかなか厳しい状況で、これは是非とも成功させていかなければならない。そして日本の拉致問題の解決に向けて必ず成果を出していかなければならないと思っています。

                      先ほど、安倍総理も、山谷大臣からもご報告がありましたが、政府の取り組み、それだけではなく交渉をする。全面的に当たるのは政府ですが、拉致議連、また各政党とも政府の交渉をしっかりとサポートし、一致団結してこの問題で圧力をかけていかなければならない時だと思っています。

                      そして多くの皆様方にお集まりをいただきました。これによって、国民の声を、この拉致問題を必ず解決しなければならないんだ、そうならなければ日朝交渉は成果を見ることができない、そういう強いメッセージにしていかなければならないと思っています。

                      先ほどから、「時間がない」というお話がありました。まさに、「今年が決戦のとき」です。この1年間、必ずこの戦いに勝利するためにも、日本の政府、国会、また国民の総意で、一致団結して、一枚岩で、この交渉を成功させるために全力で臨んでいかなければなりません。

                      必ず成果を出すように、私たちもできるだけの努力をしていきます。どうかこれからも宜しくお願いいたします。本日は大変ご苦労様です(拍手)。



                      櫻井よしこ

                      次に、維新の党の政調会長で、拉致議連の副幹事長を勤めておられる柿沢未途さんです。



                      ◆北朝鮮は広範な人権侵害を行っている国家

                      柿沢未途

                      みなさん、こんにちは。国民大集会にご参集の皆様方、本当にお疲れ様です。

                      わが党も昨年9月に、新たに結党されましたが、拉致問題対策本部を設け、今取り組みを進めています。

                      「夏の終わりから秋の初め」。こういう話は一体、どこに行ってしまったのでしょうか。やはり、制裁のあり方も含めて、私たちも北朝鮮という国に対する向き合い方を考える必要が出てきているのではないかと思います。

                      そして北朝鮮は、最近の報道によると、この段階で20発もの核を持ち、ミサイルを持って、この日本も含めて世界に向けてこのような体制をしいているわけです。そして国内でも、自国民、また自らの政府高官に対して背筋も寒くなるような、凄惨な粛清を行い、自国民を強制収容所に入れる。こういう広範な人権侵害を行っている国家です。国連の報告書でも、そのことは「人道に対する罪」とされている。

                      こうした状況の中で、この拉致問題も含めて、まさに北朝鮮という国家が国家として存立しているということ、そのこと自体が世界に対する、また人間に対する脅威である。このことを、世界に対して、拉致問題の被害者である私たち日本が、また日本人が発信をしていかなければならないと思っています。

                      そうした気持ちを強く持って、そしてオールジャパンという言葉のもと、日本全体が、日本人が一丸となってこの取り組みを進めていくことが以前にもましてさらに大切になっていると思います。

                      飯塚代表初め、家族会の皆さん。本当に長年の取り組みに対して、すばらしい、大きな成果を勝ち取ることができるよう、私たちも手を取り合って邁進していくことをお約束し、そして会場の皆様方も、これからもご支援を賜りますよう心からお願いしまして、ご挨拶といたします。みなさん頑張りましょう。ありがとうございました(拍手)。



                      櫻井よしこ

                      次に次世代の党の拉致問題対策本部長、中山恭子さんにお願いいたします(拍手)。中山さんは、昨年のこの会で、「ストックホルム合意などでは誰一人取り戻せない」と一番先におっしゃいました。



                      ◆外務省が中心となった国交正常化のための交渉を変えるべき

                      中山恭子

                      私たちの党は、平沼赳夫党首を初め、小さい党ですが、全員拉致被害者救出に向けて熱い思いを持った政治家の集団です。

                      今日はお忙しい中、国民大集会にご参加いただき、ありがとうございます。また今日も、地方議会の皆様がたくさんご参加いただいています。これも非常に心強いありがたいことと思っています。

                      そして私はいつも、櫻井よしこさんが、何もおっしゃらずに常に拉致被害者の家族の方々と一緒になって、この大集会をしてくださっていることに、心から感謝の念が湧いてくるところです(拍手)。よしこさんありがとうございます(拍手)。

                      今日は党の方針というより、私個人の考えになるかもしれません。今の拉致問題に対する動きを非常に残念な思いで見ています。せっかく拉致被害者救出に熱い思いを持っている安倍総理のもとで、拉致被害者救出の積極的な動きがあってよいはずだと思っておりますが、昨年1年間の動きをみていますと、その1年間を冷静に客観的に振り返ってみますと、昨年5月29日にストックホルム合意がありました。

                      先ほど、松原先生からもお話がありましたが、このストックホルム合意では北朝鮮に監禁されている拉致被害者の救出は主要なテーマになっていません。外務省の説明では、国交正常化交渉において遺骨の話や日本人花嫁の話が進展する中で、拉致問題が置き去りになってはならないということで、拉致問題もしっかり含めましたよというのがストックホルム合意の中身です。

                      拉致被害者救出がメインテーマではなく、「入れてあげましたよ」と付属的なことがらとして扱われていました。非常にびっくりしましたし、あってはならないことだと感じました。

                      さらに昨年7月には、国連が核・ミサイルに関してとっている北朝鮮措置に加えて、日本が拉致問題を進展させるために独自で課している制裁措置を、「日朝交渉が続けられなくなると困る」という理由で一部解除しました。

                      これも拉致被害者救出のめどがたっていない。北朝鮮から被害者のリストが出されたわけでもなく、被害者の現状について何の知らせもない中で、拉致被害者救出のためにかけた制裁措置を解除した。これも、あってはならないことだと考えています(拍手)。

                      10月に再度制裁を課す必要があったと考えています(拍手)。10月になってやっと安倍総理の指示で、日本にとって拉致問題が最重要課題であると北朝鮮に伝えに訪問に行ったというありさまです。それまで最重要課題として拉致問題が扱われていなかったという証のような状況です。

                      私たちは、国交正常化は拉致被害者の帰国があって初めて行うのが日本政府の方針だと思っていました。しかし、安倍総理のもとにある今の政府の考え方や行動はちょっと違っていると言っていいのだろうと思っています。国交正常化のためには拉致被害者が犠牲になってもしょうがないという従来からの考え方が相当部分、支配しているように見えてなりません。

                      今年1月の総理の施政方針演説を聞きました時にも、総理は昨年の施政方針演説では、「すべての拉致被害者の安全確保及び即時帰国に向けて全力を尽くしてまいります」とおっしゃっていました。ところが、今年の施政方針演説では、「拉致問題について北朝鮮は迅速な調査を行い一刻も早く、すべての結果を正直に通報すべきであります」と述べられただけで、被害者の救出や帰国については一言も触れておられませんでした。

                      調査報告ではなく被害者の帰国が主要なテーマでなければなりません(拍手)。被害者を解放すると北朝鮮に決断させなければならない。リストが出てくるか、現状が知らされないと拉致被害者救出につながりません。

                      私から総理にこのことを質問しました。被害者の救出について、「熱意を失っ
                      ていない。必ず連れ戻す」というお答えをいただきました。総理がしっかり拉致
                      被害者の帰国に向けて強い思いをお持ちだということは、今日のお話でもはっきりと見てとることができます。それにも関わらず、政府が行ってきていることは、総連問題も含めて、どう見ても、被害者救出に向け集中して、一体となって動いている様子が見えないんです。非常に残念なことだと思っています。

                      その意味で、これからの北朝鮮との対応には、私は、被害者救出だけをテーマにした話し合いをしてもらいたい。国交正常化は、被害者が帰国した後で進めればいい。その前に、外務省が中心となった国交正常化のための交渉ではなく、被害者救出のプロの人たちによる作業が必要だと考えています(拍手)。

                      是非、今の政府の中で、これはある意味で国内問題かもしれませんので、政府の中でその点をしっかり、もう一度確認していただき、被害者救出、帰国、身の安全確保に的を絞って政府に動いてもらいたいと、祈るような気持ちでいるところです。

                      今日、ここにお集まりの皆様は、私から何か言う必要のない方々ばかりですが、この状態の時、一番力がある、頼れるのは世論です。どうぞ皆様、政府に向けて、拉致被害者救出に焦点を絞った政策を取ってほしい、安倍総理のおっしゃっていることを政府としてその通りに動いてもらいたいということを、政府に向けて強く要求していただきたいと思います。

                      まだ、希望はあります。必ず救出できるはずだと考えています。今日は、この大会を機に、非常に重要な日になると思っていますので、被害者救出に向けての、改めての第一歩が今から始まってほしいと思っています。

                      どうぞこれからもお力添えを宜しくお願いいたします。ありがとうございました(拍手)。



                      櫻井よしこ

                      中山さんありがとうございました。報告よりも被害者を返せ!。今日の集会の本質を語っていただけたと思います。

                      次に、日本を元気にする会拉致問題対策本部長、井上義行さんにお願いいたします。



                      ◆今は、話し合うんじゃなくて、「拉致被害者を返せ」だ

                      井上義行

                      みなさんこんにちは。まず、ここにおられる家族の皆さんの家族が、未だに帰ってきていないことに対して、議員の一人としてお詫びを申し上げたいと思います。

                      これまで私も、10何年間拉致問題に取り組んできました。昨年も申しあげました。先ほど、中山先生や松原先生からも話があったように、ストックホルム合意によってむしろ北朝鮮を有利にしてしまったのではないかという気持ちでいっぱいですと。

                      あのストックホルム合意は、確かに拉致問題を話し合うことにはなっています。しかし、北朝鮮から見れば、優先度については同時併行だと言いながら拉致問題を一番最後にしようとしている。

                      特に最近、北朝鮮から聞こえてくるのは、「安倍総理だけが拉致問題にこだわっている」という言葉です。私は、エッと思いました。それはやはり、安倍総理の拉致被害者を帰国させることが最優先だという思いを、私は外務省が言っていないのではないかと思います(拍手)。

                      拉致問題というのは、松原先生からもお話があったように、本当にテロですよ。私も国会で、「まさにイスラム国と同じじゃないか」ということを安倍総理に質問したところ、「拉致被害者を返さなければ北朝鮮は未来を描くことはできない」という答弁をされました。

                      やはり、拉致被害者が帰ってきて初めて北朝鮮の様々な問題が話し合われることになるんだろうと思います。今は、話し合うんじゃなくて、「拉致被害者を返せ」ということなんです(拍手)。

                      拉致被害者は存在し、政府も認めています。さらにリストもある。それを出すか出さないかの話です。私は、拉致問題においては、対話って本当にあるんだろうか、出すか出さないかという話なんですね、皆さん(そうだ!の声)。これこそが不退転の決意なんです。話し合いで、「そうですか」ということではない。

                      外務省がもし話し合うのであれば、「私の腹を切ってまでも拉致被害者を返すまではここから戻らない」。こういう不退転の決意で臨まなければ、彼らは絶対動くことはありません。そのために、是非、全国の皆様に、本当に心の底からこの不退転の気持ちを伝える必要があると思います。

                      最近の地方選でも、あるいは国政選挙でも、拉致問題を訴える人がすごく少なくなった。そんなことで拉致被害者が帰ってくるかと私は思います。是非、ここにいる皆さんが、一人ひとりに拉致問題の大切さ、そして拉致被害者を取り戻すこと、北朝鮮に向かって拉致被害者が帰ってこなければあなた方の未来はないということを、訴え続けようではありませんか(拍手)。

                      皆さんに重ねてお願いがあります。毎回この場でお願いばかりですが、私も北朝鮮の拉致被害者を救出する法案を既に作っています。こうした法案で圧力をかけて、北朝鮮に向けて、拉致被害者の帰国なしに決して妥協することはないということを、言い続けることをお誓いし、ご挨拶とさせていただきます。皆さん戦っていきましょう(拍手)。

                      櫻井よしこ

                      ありがとうございました。以上6つの党の皆さん方からご挨拶をいただきました。ここに来ていない党は、日本共産党、社民党、小沢一郎さんの党です。ここにいらっしゃる党のみなさんは国会で92%の議員の方々を代表しておられます。本当にありがとうございました(拍手)。

                      会場には多くの議員の皆さんが来ておられますので、拉致議連事務局長で自民党参議院議員の塚田一郎さんにご紹介いただければと思います(拍手)。

                      塚田一郎

                      みなさんこんにちは。今日は大勢の議連の同志がかけつけておりますので、既にご挨拶をすませた先生方を含め、ご紹介をさせていただきます。以下拍手略。

                      初めに、拉致議連会長、平沼赳夫衆議院議員
                      拉致問題担当大臣、山谷えり子参議院議員
                      古屋 圭司衆議院議員
                      松原 仁 衆議院議員
                      上田 勇 衆議院議員
                      柿沢 未途衆議院議員
                      中山 恭子参議院議員
                      井上 義行参議院議員
                      赤澤 亮正衆議院議員、拉致問題担当副大臣
                      衛藤 晟一参議院議員、内閣総理大臣補佐官
                      松本 洋平衆議院議員、内閣府大臣政務官拉致問題担当
                      西銘恒三郎衆議院議員、総務省副大臣
                      鈴木 馨祐衆議院議員、国土交通大臣政務官
                      金子 恭之衆議院議員
                      渡辺 周 衆議院議員
                      土屋 正忠衆議院議員
                      細田 健一衆議院議員
                      山田 美樹衆議院議員
                      長尾 敬 衆議院議員
                      武藤 貴也衆議院議員
                      升田世喜男衆議院議員
                      吉田 豊文衆議院議員
                      北村 経夫参議院議員
                      浜田 和之参議院議員
                      笠 浩史 衆議院議員

                      平沼赳夫会長のもと、早期、全員の帰国に向けて、これからも一丸となって頑張ります。宜しくお願いいたします。ありがとうございました(拍手)。

                      (4につづく)

                       

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                      最終決戦のとき、不退転の決意で全員救出を!国民大集会報告2

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                        ★☆救う会全国協議会ニュース★☆

                        (2015.04.30-2)

                        最終決戦のとき、不退転の決意で全員救出を!国民大集会報告2

                        ■終決戦のとき、不退転の決意で全員救出を!国民大集会報告

                        櫻井よしこ
                        では、拉致問題担当大臣の山谷えり子さんにお願いいたします。



                        ◆すべての被害者の奪還、救出、帰国に向けて

                        山谷えり子拉致問題担当大臣

                        皆様こんにちは。激しい怒りとともに、会場いっぱいお集まりいただき、誠にありがとうございます。

                        全員の救出まで、あきらめることなく、負けることなく進み、そして結果を出していきたいと思います(拍手)。

                        拉致は、北朝鮮による国家犯罪です。そして我が国への主権侵害です。さらに人権侵害でもあります。一日も早く解決しなければなりません。拉致被害者の心と身体の状況、また家族の皆様のご心痛を察するに、一刻も猶予できない問題です。

                        長く閉ざされていた日朝協議の扉が開きました。しかし、北朝鮮は約束である報告を出してきません。このような中で、先月、わが国独自で課している、北朝鮮に対する制裁措置を延長しました。また、総理もおっしゃいましたが、国連の場でかつてないほど北朝鮮の拉致問題、人権侵害問題を解決せよという気運が高まってきています。

                        昨年末の国連総会では、これを「人道に対する罪」とし、責任者の国際刑事裁判所への訴追を求める決議が圧倒的多数で可決されました。そして先月、国連の人権理事会でも高いレベルの決議が採択され、安保理の議題になってきています。

                        私も、関係国、関係者の皆様とお会いしながら、この解決を求めて訴えているところです。さらにこれを強化するために、来週私はアメリカに行きます。米国政府関係者と意見交換をする他、日本政府主催で、「北朝鮮による拉致を含む人権侵害に関する国際シンポジウム」をニューヨークで開催します。

                        このシンポジウムでは私が基調講演を行う他、マルヅキ・ダルスマン国連北朝鮮人権状況報告者やロバート・キング北朝鮮人権問題担当特使、拉致被害者ご家族等にスピーカーとしてご参加いただく予定で、こうした機会を通じて、拉致問題の解決を強く国際社会に訴えていきます。

                        拉致問題の解決のためには、総理も言われた通り、北朝鮮自身に、この問題を解決しなければ北朝鮮の未来を描くことは困難であると認識させることが必要です。このためにも、わが国独自の措置はもちろんのこと、国際的な圧力の背景に「対話と圧力」、「行動対行動」の原則を貫き、北朝鮮との交渉に強く当たっていく必要があります。

                        他の項目が進んでも、この拉致問題、最重要・最優先課題が進まなければ日本は評価しないと北朝鮮にしっかりと伝えています。

                        拉致問題は安倍内閣にとって最重要・最優先課題です。引き続き皆様のご理解、ご支援を力に、オールジャパンで取り組みながら、すべての被害者の奪還、救出、帰国に向けて務めていきます。本日は誠にありがとうございます(拍手)。

                        櫻井よしこ

                        次に、自民党拉致問題対策本部長で前の拉致問題担当大臣、古屋圭司さんにお願いします。



                        ◆アメリカの上下両院で拉致問題の決議をしてほしいと要請

                        古屋圭司 自民党拉致問題対策本部長

                        みなさん、今日もありがとうございます。

                        拉致被害者を戻さなければ北朝鮮の未来はない。これを分からせると、総理も今改めて言明されました。私たち政府、拉致議連、家族会、そしてそれぞれの政党は、同じ意志で同じ方向に向かって取り組んでいます。それを総理はみごとに表現されました。

                        今、総理、山谷大臣からそれぞれ報告がありましたが、私は自民党の拉致問題対策本部長として、今取り組んでいること、最近取り組んだことをご紹介したいと思います。

                        まず、3月24〜26日まで、私と塚田一郎事務局長、そして救う会の島田洋一教授(副会長)がアメリカに出張しました。目的は、上下両院の国会議員に会って、以下の取り組みを要請したことです。

                        ご承知のように、2004年に、アメリカ人のデヴィッド・スネドンという人が、中国の雲南省で拉致された疑いが極めて高い。状況証拠はそろっています。私も、拉致問題担当大臣だった時からずっと、アメリカの国務省に、「これを認めるべきだ」と働きかけてきましたが、非常に腰が引けているのが現実です。

                        思い起こせば日本も、拉致問題がニュース等で明るみに出た後、政府は、反省を込めて言うと、残念ながら認知が遅れました。遅れたことが解決を遅らせている原因になっていることは間違いないと思います。

                        今アメリカは、上下両院ともに共和党が優勢で、その影響力は今まで以上に民主党、オバマ政権に対してあります。だからこそ、共和党の有力議員に精力的に会ってきました。

                        デヴィッド・スネドンはユタ州出身なので、ユタ州出身の議員に会ってきました。中でもマイク・リー議員は最近非常に名前が売れている上院議員です。その他4名に会ってきました。

                        それは、アメリカの上下両院で拉致問題の決議をしてほしいということ、そしてデヴィッド・スネドンの問題をしっかり入れてほしいということです。もう一つ、国連でも100人以上の拉致がCOIで正式に認められましたので、日本人の拉致問題もしっかり入れてほしいということです。

                        マイク・リー上院議員は、「古屋さんのアイデアは非常にいい。その背景にはこういうことがある」といいました。そして、昨年11月末にケリー国務長官に対して、10数名の上下両院議員連名でデヴィッド・スネドン氏の問題についての調査をさらに進めろという要請文が出ています。

                        今年2月28日には、下院で、北朝鮮に圧力をかける制裁法案が通過しました。だからこそ今、この問題をしっかり上下両院の共和党議員から圧力をかけることは極めて効果があります。ややもすると内政干渉かもしれませんが、我々は議員外交という立場でお互いに胸襟を開いてその話をさせていただきました。

                        ワシントンDCにある日本大使館の政務担当公使をこの問題の担当として、しっかりと情報交換をしていただくことで取り決めてきました。

                        もしアメリカが、デヴィッド・スネドン氏の拉致を認めざるを得ない状況になったらどうなるか。オバマ大統領も、ブッシュ大統領も、家族会の横田夫妻や飯塚さんに会っています。「拉致問題に協力する。シンパシーを感じる」と言っていますが、もしアメリカ人が拉致されたということが認めざるをえなくなったらどうなるでしょうか。

                        アメリカ人の国民性として軍隊を出してでも必ず取り返す。相当な影響が出るはずです。だからこそ、同盟国同士として真の連携ができるようになるんです。ですから、たった一人のアメリカ人の問題であっても、これは本当に大きな問題だということはみなさんにもご理解いただきたいと思います。だからこそ、これからもこの問題をしっかりとフォローしていきたいと思います。

                        2点目。やはり国民の世論の啓発をして、北朝鮮に対して怒りを爆発させることが必要です(拍手)。3月27日に、党本部の大ホールで、「めぐみへの誓い−奪還」という舞台劇を行いました。夜想会という六本木の俳優座で演劇をしているグループにお願いして、昼と夜2回公演をしてもらいました。両方とも、あっと言う間に超満員となりました。

                        この芝居は、北朝鮮に捕われの身でいる被害者の皆様が、塗炭の苦しみを味わいながらも、絶対にあきらめることなく祖国日本の土を踏む日を待っているというものです。会場から出てきた皆さんは、本当に涙を出しながら、ハンカチで目頭を押さえておられました。そして怒りを感じていました。

                        こういった取り組みは、かつて私が大臣の時に4回公演しましたが、今後とも、色々な立場で協力をして是非やっていただきたいと思います。

                        3つ目。昨年4月、「8人死亡、4人未入境」という過去の経緯はあるものの、再調査をすることに。茶番と言えば茶番です。だけどそこまで彼らは認めざるを得なくなった。ドアをこじあけた。しかし、ここからが胸突き八丁の協議だと私も記者の方に言いました。今そういう状況です。

                        4月になるともう1年ですよ。今の状況で1年を迎えることは絶対に許すわけにはいきません。だからこそ、自民党拉致問題対策本部では、制裁強化について連休明けに早速議論し、速やかにまとめて政府に提案したいと思っています(拍手)。塚田一郎議員にその座長として取り組んでいただくこととしています。

                        私たちは、政府、拉致議連、家族会、そして各政党が一致結束をして、徹底的な圧力をかけることによって対話を引き出して、私たちが、家族が納得できる拉致問題の解決に向けて確実に動くように全力を尽くしたいと思います。

                        遺骨問題や日本人妻の問題が前進したからといって、拉致問題が解決しない限り、私たちは一切制裁解除を認めるわけにはいかない(拍手)。拉致問題解決に全力で頑張ることをお約束してご報告とさせていただきます。ありがとうございました(拍手)。

                        櫻井よしこ

                        自民党及び政府の様々な試みを紹介していただき、本当に力強いメッセージをいただきました。次に、民主党の拉致問題対策本部長代行、松原仁さんにお願いいたします(拍手)。



                        ◆「朝鮮総連の競売を取りやめてくれ」と北朝鮮筋が接触してきた

                        松原 仁

                        拉致問題の解決のために、今日もたくさんの方々にお集まりいただき、そのみなさんの力で、何としても早期の解決を一緒になって、オールジャパンで頑張っていきたいと思います。

                        4点申し上げたい。

                        1点は、我々がもう1回、明快に認識をしなければならないことは、私たちが何回か米国に行って国務省関係者と話した時に、アーミテージ氏(元国務副長官)が、「拉致は現在進行形のテロである」と。

                        今、IS,イスラミック・ステイツという問題があるが、あそこが現在進行形のテロを犯しているのならば、北朝鮮による日本人拉致問題は今も続く、現在進行形の拉致であり、テロであり、このテロを行っている国を我々は許すことはできない。彼らは今、進行しているテロをしているんだということを、我々はもう1回怒りの根底にもたなければいけないと思っています。

                        2つ目。今、古屋さんからいいお話がありました。拉致の解決は圧力がなければ解決しません。私がこの場所で何回も言っているように、かつて米国のブッシュさんによる「北朝鮮悪の枢軸」発言があって、北朝鮮側は極めて冷や汗をかき、米国の圧力、脅しによって拉致被害者5人が日本に帰国することができたわけです。

                        そういった圧力がなければ北朝鮮は対話をしません。張成沢という、まさに中国の代貸のような北朝鮮の政府高官が一昨年処刑され、中国の北朝鮮に対する圧力が高まる中で、北朝鮮は12年前と同じような状況になり、拉致の問題を含め議論しなければならない環境に追い込まれました。

                        それから約1年半が経過して、張成沢ショックは、中朝間ではあの時よりは収まっているかもしれない。時間が経てば経つほど、拉致問題に関する強力な圧力は減ってしまう。その中で古屋さんが言うように、米国において再び北朝鮮はテロ国家であるという決議が上がれば、これはブッシュさん以来の強力な圧力になる。

                        そして中国の張成沢処刑による圧力とダブルになって、拉致問題に対して彼らが対話をせざるをえない原点になると思っています。

                        こういう動きに対しては、党派に関係なく私も応援したいと思うし、今日皆さんと一緒になって、米国が同盟国として、北朝鮮に対して強い決議を上げることに期待し、また行動しようではありませんか。宜しくお願いいたします(拍手)。

                        3点目。このストックホルム合意。ここまで不誠実な北朝鮮の態度があった時に、ストックホルム合意に関して、私たちはどのようにしてこれを否定というか、棚上げというか、「違うんだよ」と言う。今日安倍さんがここに来て、強いメッセージを出しましたから、彼らも理解しているかもしれません。

                        しかしこれは、外務省も分かった上で、ストックホルム合意に関しては、徹底的に「そういうことなんだよ。違うんだよ」と北朝鮮側に言う必要があると思います。

                        4点目。私が拉致問題担当大臣の時に、北側が私に様々なルートで接触する時に、彼らが言いたいことは1点でした。「朝鮮総連の中央会館をなんとかしてくれ。競売を取りやめてくれ」と。「日本は三権分立だからできませんよ」と言っても、「本気で拉致を解決しようと思うならできるはずだ」と。こんな議論があったわけです。

                        私は、彼らにとって、彼らの様々な面子、また彼らの実態から見て朝鮮総連がそこにあるということが彼らにとって大きなポイントです。逆に言えば、これは司法が三権分立の中でやることではあるけれど、この部分は日本にとって大きな切り札だと認識しています。

                        翻って今どうなったか。今、中央会館は競売でグリーンフォレストが買って、現に今、競売期間中も含めて、朝鮮総連が活動している。国の資金を使ったあの銀行の問題を含め、整理回収機構が今600億円を超えるお金をまだ回収していない段階で、誰がどう考えても一杯食わされた話になっている。許せないと私は思っています。

                        私は先般、質問主意書を出しました。例えば朝総連の中に様々なビデオカメラがある。生活に最低限必要というものでなければ、全部回収機構が差押えすることができるわけです。それぐらいのことをやって、徹底的に揺さぶっていかなければ、彼らは今収まったと安心しています。

                        安心させてはいけない。私はチェックは必要だと考えています。朝総連をあのグリーンフォレストが買った。そしたら50億円の抵当権を、事実上朝総連の管理下になる白山の出版会館が付けています。事実上、朝鮮総連が再びロンダリングをして、あの会館を取り戻したような図式になっている。おかしい。

                        私はこのことに関しては、あらゆる法的手続きを取りながら、日本はそんなに甘くないぞというメッセージを北に伝えなければいけないと思っています(拍手)。

                        最終的には、政府の力強いリーダーシップ、外務省の気合の入った交渉、また古屋さんを中心とする議員外交にゆだねるわけですが、我々もオールジャパンで協力する。もう時間がないんです。共に気合を入れて、取り戻すために行動して行きましょう(拍手)。

                        (3につづく)

                         

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