北朝鮮に拉致された日本国民を救い出せない日本に未来はない。

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    北朝鮮に拉致された日本国民を救い出せない日本に未来はない。

     

    ※以下は荒木先生の「尋ね人」を読んで心に沸き上がった思いである。

     

     

    救う会福岡は「拉致は侵略だ」と訴えています。その理由は、国民の生命を日本政府が余りにも軽視しているからです。外務省が邦人保護に余りに無無関心だからです。領土が1僂任眞イ錣譴燭蘓略=主権侵害です。ならば、国民が一人でも奪われたら侵略でありましょう。それが民主社会に於ける常識ではないのですか。政府は拉致は主権侵害と言いながら、その事実から逃げています。

    主権を侵害されたら直ちに国力を傾けて回復すべき義務が政府にはあります。事件発生から約40年、国会で梶山静六国家公安委員長(当時)が北朝鮮による拉致の可能性に言及して28年。金正日が拉致を認めて14年。

     

    日本の国防とは、日本の安全保障とは、領土を守ることだけを言うのか。国民の生命をかくも軽んじておいて何が民主主義か。北朝鮮による拉致の疑いがあると分かっていながら30年も助け出さないで何が独立国家か。政府は何をやっているのか。外務省も自衛隊も何のためにあるのか。笑止千万である。

     

    「憲法の制約がある」。嘘だ。現行憲法が放棄したのは国際紛争解決の手段のための「戦争」である。そのことに気がつけば、日本政府が全ての国力を傾けて拉致被害者の救出に当たっていると考える国民など一人も居るまい。

     

    自衛隊が北朝鮮に拉致された日本国民の安否を探ることは憲法違反ではない。憲法は情報収集を禁止していない。そして、自衛隊と外務省は何故に、我が国民を拉致し我が国の主権を侵害したまま、返そうともせずふんぞり返っている北朝鮮政府の破壊工作を行わないのか。国民を拉致し主権を侵害した外国政府の破壊工作も憲法は禁止していない。

     

    荒木先生の書かれた「尋ね人」にある、

     

    「私たちにも警察にも届出をされない失踪者のご家族は多数おられます。」
    や、
    「どうせ帰ってこないから」とか、−中略−思ってそのままにしているケースも少なくないと思います。
    に、日本国崩壊の足音が聞こえる。

     

    失踪者の家族が届出を出さない理由の中に、「日本国に対する信頼」が失われている場合があると感じるからだ。

     

    「民、信なくんば立たず」と言う。これは「論語」の顔淵第十二にある、

     

    子貢問政、子曰、足食足兵、民信之矣、子貢曰、必不得已而去、於斯三者、何先、曰去兵、曰必不得已而去、於斯二者、何先、曰去食、自古皆有死、民無信不立。

     

    【読み】 子貢(しこう)、政(まつりごと)を問う。子曰(い)わく、食を足し兵を足し、民をしてこれを信ぜしむ。子貢曰わく、必ず已(や)むを得ずして去らば、斯(こ)の三者(さんしゃ)に於(おい)て何(いず)れをか先きにせんや。曰わく、兵を去らん。曰わく、必ず已むを得ずして去らば、斯の二者に於て何ずれをか先きにせん。曰わく、食を去らん。古(いにしえ)より皆死あり、民は信なくんば立たず。

     

    【意訳】 子貢が、「政治の根本とは何か」と問うた。孔子答えて曰わく、「民の食を足らし、国土と国民を守る為の兵を足らし、民をして政治を信ぜしむにある」と。子貢がさらに質問した。「やむを得ずして省くかざるを得ないは、この三つにの中でどれを最初に省きますか」と。孔子答えて曰わく、「兵を去らん」。子貢は更に問うて曰わく、「では、それでもまだどちらかを省かねばならぬ時は、いずれを省けば宜しいでしょうか」。孔子答えて曰わく、「食を去らん。古(いにしえ)より皆死あり、民は信なくんば立たず」と。

     

    孔子の思いの深さに涙を禁じ得ない。「食を去らん。古(いにしえ)より皆死あり、民は信なくんば立たず」と示し得る為政者が現代に一人でも居るのか。これは口先の言葉ではない。人間の真実を求め、確信した者が、万民を救済する確信において吐いた言葉である。

     

    「民、信なくんば立たず」は政治の根幹中の根幹だ。この政治が国から失われたら、如何に物質的に反映している国家も間もなく崩壊する。国民が人間として生きていくには信が必要だ。父母を信じ、兄弟を信じ、祖国を信じる心が必要なのだ。この「信」がなくては、人は人として生きて行けぬ。

     

    今の日本が何を失っているのか。何故に拉致事件を私達が解決出来ないのか明らかではないか。北朝鮮で救いを待つ日本国民の信頼に日本政府と日本国民は応えようとしているのか。北朝鮮に拉致された日本国民を救えない国家に未来なんぞ無い。

     

     

    __________________________________

    【調査会NEWS2311】(28.10.11)

     

    <尋ね人>
        荒木和博

     

     前回の続きのような話ですが、しばらく前に新聞のコピーを見ていて尋ね人の広告に「正和 何も心配せず桶川に連絡して下さい 姉美智子」というのを見つけました。昭和63年(1988)1月28日付の読売新聞。
     
    「正和」とは前年昭和62年(1987)11月末に大宮市(当時)のアパートから失踪した佐々木正和さん。広告を出したのはお姉さんの美智子さんです。それ以上のことはないのですが、この広告は何となく気になって机の横にずっと貼ってあります。お姉さんは9月17日の国民大集会にも参加されていました。広告からもう28年経つのだなと、ふと見ていて思った次第です。

     

     私たちにも警察にも届出をされない失踪者のご家族は多数おられます。家族がいなくなったこと自体がご近所に格好が悪いという場合もありますし、拉致ではないかと思っていても、「どうせ帰ってこないから」とか、「自分の意志で行ったのだろう」とか思ってそのままにしているケースも少なくないと思います。

     

     拉致をされているのではないかと思えば、何もできないことに負担を感じざるを得ません。私たちも大抵の場合「絶対に拉致です」とは言えず、しかし拉致の可能性があるならその面から調べましょうという、アクセルとブレーキを一緒に踏むような話で、ご家族には負担をかけるばかりです。

     

     それで直ぐに拉致かどうか分かる、あるいは拉致であるなら取り返せるというのなら良いですが、そうはいかない。内心忸怩たる思いで日が過ぎていきます。この思いは調査会がある限り続くのでしょう。それでも、ともかくやり続けるしかありません。

     

     佐々木さんの広告の隣には「早く帰って! 洋子」という別の尋ね人広告がありました。このご家族は再会できたのでしょうか。

     

     

     


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    9月定例街頭活動のお知らせ

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      9月定例街頭活動のお知らせ

       

       

      本日10日街頭署名活動を行います。

       

       

      場所:福岡市中央区天神2-11・天神ソラリアステージ前

       

      日時:9月10日(土)午後2時から4時まで

       

      内容:署名活動、情宣活動(ビラ配布など)

       

       

      ※ 終わってから勉強会を行います。ご参加下さい。

       

      ※幹事の皆さんは13:30分に福岡市役所南側玄関前に集合して下さい。

       

       

      【ボランティアのお願い】
      手伝って頂けるボランティアの方、大歓迎です。
      拉致被害者救出運動の手伝いをお願いします。

      事前の連絡なしで来られても構いません。

      (28.09.10)

       

       

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      救う会・福岡
      (北朝鮮に拉致された日本人を救出する福岡の会)
      連絡先 馬場能久
      電話  090-1086-7008
      E-Mail sukuukai_fukuoka@yahoo.co.jp
      ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


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      「なぜ拉致問題は解決できないのか?」九州の学生が憲法学者と討論

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        下記、救う会福岡の協力イベントをご案内します。真摯な学生達による熱い討論です。

        憲政史家の倉山満先生は学生時代から拉致被害者救出運動に取り組んでこられた方です。

        ビデオブロガーのランダムヨーコさんも、Youtubeなどで頻繁に拉致問題を論じておられます。

         

        是非ご参集ください!

         

        ◆【倉山満×ランダムヨーコ×大学生】福岡特別講演会

         「拉致問題はどうやって解決できるのか」
         「安倍内閣のもとでの憲法改正をどう考えるか」
         「トランプとヒラリー、次なるアメリカ大統領に日本はどう対処すべきか」

        拉致、憲法、アメリカ―3つの切り口から〈これからの日本はどうあるべきか〉が見えてくる。
        席に限りがございますので、お早めにお申し込みください!

        2016.9/24(土) 開場14:30 開演15:00〜
        会場:貸会議室 ファミリア博多(地下鉄中洲川端駅から徒歩1分!)
        福岡市博多区中洲5丁目1−22 松月堂ビル4F

        申込み料金:大人3,000円 学生1,000円(要学生証)
        備考:イベント終了後、講師を囲んで懇親会あり。予算4,000円ほど。詳細は追って報告します!
        出演:倉山満、ランダムヨーコ、高橋良輔(長崎大学4年)、齋藤元孝(北九州市立大学3年)

        お申し込み、お問い合わせ:お名前・大人or学生・お電話番号をご明記の上、倉山塾九州山口支部(kura9yama@gmail.com)まで!


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        8月定例街頭活動のお知らせ

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          8月定例街頭活動のお知らせ

           

           

          今月はお盆のために第1土曜日6日に行います。

           

          私もやられましたが熱中症は大変です。
          暑い時は無理なさらないで下さい。
          また参加の方はお水やお茶をご持参下さい。
          熱中症は常に水分補給することで予防することが大切だそうです。

           

           

          場所:福岡市中央区天神2-11・天神ソラリアステージ前

           

          日時:8月6日(土)午後2時から4時まで

           

          内容:署名活動、情宣活動(ビラ配布など)

           

           

          ※ 終わってから勉強会を行います。ご参加下さい。

           

          ※幹事の皆さんは13:30分に福岡市役所南側玄関前に集合して下さい。

           

           

          【ボランティアのお願い】
          手伝って頂けるボランティアの方、大歓迎です。
          拉致被害者救出運動の手伝いをお願いします。
          お一人で来られても構いません。

          (28.08.01)

           

           

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          救う会・福岡
          (北朝鮮に拉致された日本人を救出する福岡の会)
          連絡先 馬場能久
          電話  090-1086-7008
          E-Mail sukuukai_fukuoka@yahoo.co.jp
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          7月定例街頭活動のお知らせ

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            (※明後日選挙ですが、明日7日は街頭活動を行います。)
            7月定例街頭活動のお知らせ
            場所:福岡市中央区天神2-11・天神ソラリアステージ前
            日時:7月9日(土)午後2時から4時まで
            内容:署名活動、情宣活動(ビラ配布など)
            ※幹事の皆さんは13:30分に福岡市役所南側玄関前に集合して下さい。
            (昨年の5月署名活動の様子)
            【ボランティアのお願い】
            手伝って頂けるボランティアの方、大歓迎です。
            拉致被害者救出運動の手伝いをお願いします。
            お一人で来られても構いません。
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            救う会・福岡
            (北朝鮮に拉致された日本人を救出する福岡の会)
            連絡先 馬場能久
            電話  090-1086-7008
            E-Mail sukuukai_fukuoka@yahoo.co.jp
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            北朝鮮の元工作員が来日して記者会見「日本人をなぜ拉致し、どう利用したのか」(全文)

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              北朝鮮の元工作員が来日して記者会見

               

              「日本人をなぜ拉致し、どう利用したのか」(全文)

               

              The Huffington Post  |  執筆者: 吉野太一郎

               

              投稿日: 2015年04月15日 18時25分 JST 更新: 2015年04月16日 11時39分

               

               

              http://www.huffingtonpost.jp/2015/04/15/north-korean-former-spy-conference_n_7068298.html

               

               

               

              北朝鮮の強制収容所に収容され、脱北したとする人権活動家の姜哲煥(カン・チョルファン)氏(46)と、元北朝鮮の工作員で、韓国に潜入してスパイ活動をしていたとする金東植(キム・ドンシク)氏(50)が来日し、4月15日に東京の日本外国特派員協会で記者会見した。2人は「一時的に北朝鮮を訪問した多くの在日朝鮮人が北朝鮮で抑留され、強制収容や処刑などの目にあっている。日本人の拉致問題同様、日本政府が関心を持って欲しい」などと訴えた。

               

              姜氏の祖父母は在日朝鮮人で、1961年に帰国事業で北朝鮮に移住した。姜氏は平壌出身。9歳だった1977年、祖父が「民族反逆罪」に問われ、姜氏も家族とともに、北朝鮮東北部の耀徳(ヨドク)にある政治犯の強制収容所に収容され、10年にわたって飢餓や拷問などに苦しんだ。脱北し、1992年に韓国に入国。韓国大手紙「朝鮮日報」記者のほか、北朝鮮の人権状況を訴える「北朝鮮戦略センター」の代表を務める。

              金氏本人によると、金氏は18歳で工作員に選抜され、1980年から95年までで労働党対外連絡部で工作員として活動していた。1990年と1995年の2回、韓国に派遣されて工作任務を遂行したが、2回目の任務中に韓国で拘束された。現在は韓国政府傘下の研究機関で研究員として活動している。日本の北朝鮮人権団体「NO FENCE」関係者によると、2013年11月に日本人の拉致被害者を「救う会」の招きで来日し、拉致被害者家族らに情報提供している。


              2人の主な発言と質疑応答のやりとりは以下の通り。

              ■「10万人の在日朝鮮人が北朝鮮に抑留されている」

              姜 国連人権理事会の報告書では、日本人の拉致問題にも多くの記述が割かれているが、10万人の在日朝鮮人が収容所に入れられたり処刑されたりするなどしている問題はぞんざいに扱われている。在日朝鮮人が一時的に北朝鮮を訪問し、一方的に抑留されるケースが多い。日本政府が真相を明らかにして問題化すべきだと考えている。

              私が収容所にいるとき、イ・セボンという友人がいた。その友人は日本から一時訪問団で来て抑留された。父親がすでに収容所に入れられていたので、連座制で捕らえられたのだ。他の事件でも、多くの在日朝鮮人が一時的な親戚訪問などで北朝鮮に行き、北朝鮮当局に一方的に抑留されるケースが多い。かつて在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の金炳植(キム・ビョンシク)副議長も、権力闘争の末に北朝鮮を訪問したまま日本に戻れなくなったことがあったが、日本政府は出入国記録を詳細に見れば、北朝鮮に永住帰国したわけでもないのに戻ってこない在日朝鮮人が多いことがわかるはずだ。日本人の拉致被害者だけでなく、在日朝鮮人の抑留問題も国際社会が関心を持って欲しい。


              ■「張成沢の部下は高射銃で処刑された」

              金正恩政権になってから人権状況の変化についても申し上げたい。就任初期、父と違う人権政策をやろうとした。北朝鮮の保衛部が人民を収監、処刑するのを制止しようとして、公文書をあげると「再考せよ」「検討せよ」と、父よりは慎重にやろうとした。そのために多くの幹部が、金正恩時代は変わるのではないかと期待した。国際社会がもっとも関心を持つ政治犯収容所についても、どの国にもある刑務所と同じように運営しよう、刑務所と合併して国際社会の批判を避けようと、実際に北朝鮮で最大規模の会寧(フェリョン)収容所を解体した。

              私が収容されていたヨドクが国際社会に知られ、象徴的な場所になったので、ここも解体しようと準備した。しかし突然、2013年末に張成沢(チャン・ソンテク)が粛清された。いろいろ理由はあるが、張成沢が北朝鮮の改革開放を通じて体制変化を試みたと言われる。これによって金正恩の本性があらわになった。部下だった労働党の張秀吉(チャン・スギル)、リ・リョンファは公開処刑されたが、金正恩の指示で「死体をなくせ」と言われた。北朝鮮の処刑方式は普通、頭、胸、足に3発ずつ撃ち込むが、2人は初めて、飛行機を撃ち落とすのに使う高射銃で240発を撃ち込んだ。死体は完全にぐちゃぐちゃになった。北朝鮮の高官たちは皆、これを目撃した。張成沢の最側近だった人民保安省の局長級幹部も火炎放射器で火をつけた。こんな処刑方式は金正日時代にはなかった。それから金正恩の狂気が始まり、粛清を通して5000人の政治犯が新たに生まれた。収監するところがないので、解体するはずだったヨドクはむしろ拡張した。

              そして昨年末、労働党組織部の副局長だった8人が処刑された。張成沢粛清より大きな事件だ。なぜなら金正恩体制の核心幹部だった人々が、中国と内通し、勢力下に入ったからだ。この8人も同じ方法で高射銃で処刑された。今は北朝鮮の高官は「金正恩は気が違ったのではないか」と疑っている。処刑を目撃した人にすれば、無残きわまりないからだ。

              労働党の統一戦線部の対南部署では、国際社会の人権問題の指摘に反論することに集中している。一部の脱北者の証言に間違いを見つけて集中的に攻撃し、国際的にアピールする専門部署ができた。脱北者の証言の信用を墜落させ、人権問題への指摘を防ごうと北朝鮮は努力している。代表的にシン・ドンヒョク氏の問題がある。自身が収容されていた収容所について、「18号収容所」だったのを「14号」と言っていたのを北朝鮮が見つけ、攻撃したのだ。北朝鮮内部では大きな功績と評価されている。しかし政治犯収容所の存在は、1人や2人の証言が間違っていたからといって覆る状況ではない。2300万の北朝鮮人民はみんな見聞きしていることだから、北朝鮮は無駄な努力をしている。

              そして、国際社会は今、北朝鮮の人権問題をやり玉に挙げている。国際社会が核や他の軍事問題で批判しても、北朝鮮は「核はアメリカにもフランスにもあるのになぜ我々は持てないのか」と人民に説明できるが、人権問題は金正恩を除くほとんどの幹部や人民に関わってくるので、人権問題で攻撃されるのはかなわないと思っている。

              北朝鮮は国連でどれだけ追及しても知らん顔だ。影響がないことはないが、体制を圧迫はしない。一方で日本政府がやっている、民間支援を含めた支援中断は非常に効果を上げている。しかしアメリカやヨーロッパは、民間団体が多くの支援をしており、政府も制止しない。日本式の対北制裁を国連中心にやって、国連を中心に北朝鮮の人権改善を目標に制裁をすれば、北朝鮮も圧迫を感じるだろう。


              ■「拉致被害者は工作員に日本語を教えている」

              金 日本の拉致被害者をなぜ拉致し、どう利用したのか、知っていることを知らせたい。

              ご存知の通り北朝鮮は5人の拉致被害者を返し、残りは「死亡した」とした。私は、死んでいないと考える。北朝鮮が戻せないから、戻さないという意味で「死亡通知書」を送ったのだ。返せない理由は、彼らを工作員として利用しているからだ。北朝鮮は日本人も韓国人も拉致したが、もっとも根本的な目的はスパイとして利用するためだ。

              実際にスパイとして活動している日本人もいる。1992年、韓国でスパイ活動して北朝鮮に逃げた夫婦スパイもいる。2人は中国系マレーシア人として、韓国国籍を取得し、マレーシア食堂を営んでいた。しかし仲間のスパイが捕まり、香港経由で北朝鮮に脱出した。その妻は実は日本人だった。日本人はその当時、韓国にいる当時、チョン・オクチョンという中国名を使っていた。今も北朝鮮で生活している。

              そして工作員として活用できない拉致日本人は、日本に派遣する工作員に日本語を教える教師をしている。私がいた連絡部でも、正確に何人かは知らないが、2-3、数人いた。もちろん亀井だろうが、田中という名前を使った日本人教師がいた。彼らは工作員たちが生活する平壌の招待所のある区域で、日本語を教えていた。工作員の名前や顔を知っているから、日本に返したら莫大な国家機密が露出することを恐れて返せないのだ。今後も日本政府がどれだけ努力してもスパイを返すことはないというのが私の考えだ。

              北朝鮮は日本人だけでなく、在日朝鮮人も拉致した。一つの例として、イ・ソンシルという大物工作員が1980年に永住帰国として韓国に入国したが、そのとき使った名前がシン・スンニョといったが、これは日本に住んでいた在日朝鮮人だ。北朝鮮が工作船でシン・スンニョを拉致し、その戸籍を利用して韓国に入国するのに成功した。結局、拉致問題を解決しようと思えば、人権問題を包括的に解決しなければならない。私は18歳から南派工作員をしていたが、任務の途中で捕まったことを理由に家族はみんな粛清された。両親にまったく罪はないのに父母や家族を処刑するなど、あってはならないことだ。国際社会が力を合わせなければいけない。

              北朝鮮は幼い工作員もいる。日本に住んでいた12、13歳を工作船で拉致して、北朝鮮の同い年の工作員を日本に送り込もうとしたが、失敗した。目的のためなら我々の想像もつかない行動もするということだ。日本に住む在日朝鮮人の家族、北朝鮮に帰国した人の家族もスパイとして最大限活用している。私が工作活動をしていたときも、大阪に住む在日朝鮮人を通信拠点に使ったことがある。みなさんが関心を持ってくれることを期待したい。

               


              【質疑応答】

              Q なぜ工作員に選ばれ、韓国で具体的にどのような任務をしていたのか。

              金 北朝鮮では毎年、中等学校を卒業する生徒を対象に、エリート層の中から工作員を選抜している。体力検査、身体検査、書類審査、面接などを通じ、選抜だけで1年かかる。選ばれると、卒業の6ヶ月前に労働党に通知される。勉強もできなければならず、身体能力も抜きん出ていなければならない。私のときは5人が選ばれた。おそらく毎年10人前後だろう。その5人に工作員教育をする。私の韓国での任務は1992年5月から約6ヶ月、2つの任務を帯びていた。10年間、韓国でスパイをしているイ・ソンシルという工作員に接触して、北朝鮮に安全に連れてくること。2つめは韓国の反体制的な人物を取り込んでスパイのネットワークを構築することだった。最初は完璧に遂行して、1995年10月、イ・ソンシルと韓国で取り込んだスパイ1人を連れて平壌に帰った。1995年9月から10月まで、工作員として2回目の韓国入国をした。すでに韓国に潜入していたスパイを北朝鮮に連れて帰ることと、また反体制的な人物を取り込んでスパイネットワークを構築する仕事だった。しかし完全に遂行できなかった。僧侶に偽装したスパイに接触しようとして、現場で銃撃戦となり、私は捕まった。

               

              Q 子供を工作員にしていたという証言について、もう少し具体的に。

              金 日本に工作船で送って日本語と文化を学ばせようとした。しかし帰国後に「北朝鮮では『日本の暮らしは苦しい』と教わったのに、実際は日本の暮らしはいいじゃないか。なぜ嘘をついたのか」と異議を唱えたので、中断した。

               

              Q マレーシア人を装った女性が日本人だとどうしてわかったのか。

              金 私が北朝鮮にいるとき、幹部から伝え聞いた。もっと詳細にいうと、1980年代末にこの夫婦が韓国に入国した。ソウルの江南でマレーシア食堂をしながら、反体制的な人物を取り込んでスパイのネットワークを作っていた。1992年に「中部地域党スパイ事件」という大型スパイ事件が韓国で発覚した。マレーシア人が関わるスパイのネットワークが捕まったので、自分たちに捜査が及ぶことを恐れて香港を通じて北朝鮮に脱出した。北朝鮮で金日成総合大学に行き、夫は1998年に再び韓国に渡ったが、帰任する途中で工作船が撃沈されて死亡した。韓国の政府機関で分析した結果、1998年の死んだのは韓国でチン・ウンバンという名前を使っていたスパイだと確認した。そこで夫婦の名前と人定も確認した。

              Q 北朝鮮はなぜ日本人や在日朝鮮人の拉致について知らないというのか。

              金 北朝鮮が知らないはずはない。彼らにとって調査する必要もないことだ。拉致日本人と韓国人は労働党で徹底的に管理している。

              姜 在日朝鮮人はたくさん抑留されているが、日本政府が日本人拉致にしか関心を持たないから、北朝鮮はやりたい放題だ。日本政府が出入国記録をもとに調査しなければいけない。同様に、中朝国境で1990年代後半に、韓国人協力者や脱北者を助ける中国の朝鮮族を拉致した。これも中国が関心を持たないからやりたい放題だったのだ。

               

              Q シン・ドンヒョク氏が証言の一部を虚偽と認めたという報道について、韓国メディアの責任をどう思うか。

              姜 かつて同様のケースがあった。イ・スンオクという人物は、价川(ケチョン)の女性第1収容所に入れられていたが、シン・ドンヒョク氏と同様「14号収容所にいた」と言った。一般収容所ではなく、政治犯収容所にいたと言えば政治犯となって、国際社会から認められて価値が上がると思ってそんな嘘を言ったのだろう。ただ、彼女の本は韓国で出版されたが、外国語に翻訳されなかった。シン・ドンヒョク氏の本は翻訳されて有名になった。記者が本を書くとき、他の脱北者に何人か集中的に取材すれば確認できることだったが、本人から一方的なことばかり聞いて書いたから、北朝鮮が把握して、格好の攻撃材料となった。韓国に住む脱北者は2万8000人に上るから、誰か嘘を言ってもすぐにばれる。シン・ドンヒョク氏は脱北者社会と折り合えず海外に渡ったので検証する機会がなかった。しかし収容所出身の一部の脱北者が、シン・ドンヒョク氏に対して疑問を提起していた。私自身、「14号収容所から脱出してきた人は未だ一人もいない。そんなの不可能だ」と思っていた。しかし「出てきた」と言うので驚いた。私の疑念が的中したのだ。

               

              Q 日本の赤十字などがしている北朝鮮への人道支援についてどう思うか。

              姜 家族がいるので人道支援を支持しなければいけないが、私が人道支援に賛成できないのは、北朝鮮に人道主義など不可能だからだ。支援しても(支援が現場に行き渡っているか確認する)モニタリングができない。反人道国家なので人道主義が通じない。1995年からずっと人道支援をやっている。ずっと災害があったということだ。これは体制の問題だ。しかし「人道支援」にしてしまうと、体制の問題だということを北朝鮮の人民も認められないのだ。

               


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              横田夫妻の9/17会見での発言全文

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                ★☆救う会全国協議会ニュース★☆

                (2016.06.13)


                横田夫妻の9/17会見での発言全文


                6月10日のメールニュースで、横田めぐみさんの両親、横田滋さん、早紀江さんが、「昨年9月の会見などでも繰り返しお話ししましたが……」と述べておられます。

                それは、昨年9月17日に、家族会の飯塚代表と横田ご夫妻、救う会の西岡力会長が記者会見を行ったことです。その中で、横田ご夫妻の発言部分を参考資料として改めて発信します。


                <参考資料>

                ■横田夫妻の9/17会見での発言全文

                横田滋 私たちが北朝鮮の方に、ウンギョンさんなんかに会いに行くとかという話が一部報道で出ていましたけれど、実際はそんな話は全く出ておりませんし、こちらからお願いしているということもありません。最初のときは、ウンギョンさんのことでも、色々な分からないことがあるから一回ぐらいは会って、ということで、こちらからお願いしたわけではありませんけれども、どうですかということで行ってきましたけれど、今回、現在はそういったことは一切ありません。

                私は新聞の切り抜きをずっと前からやっていますけれども、やはり結局、北朝鮮側の調査書類を日本が受け取らないというのがよく出てきます。それは、あまりいい状況が出ていないんじゃないかと思います。それから8人の死亡というのでも、めぐみなんか2回ぐらい「遺骸」を頂きましたけれども、それは男の人のものであったり、全く北朝鮮というのは信用がおけるものではないと思っております。

                今年の7月頃に何か出るのではないかと言われていたのが何もなかったですけれども、いつまでもそういうふうでは向こうは逃げ切れないと思いますから、何とかいい加減に返してくるのではないかとは思っています。本当に正しい内容のものを出してほしいと思っております。

                横田早紀江 この夏以降、北朝鮮にウンギョンさんに会いに行くということがあるんですかと、マスコミの方から何度も電話をかけてこられるんですね。私は本当に不思議で、どこからそういう情報が出ているんですかと聞くと、どこっていうことは分かりませんけど、みんなそういうふうに思っています、というお電話を頂いてびっくりしているわけです。

                私たちは、たまたま本当に長い時間会えなかった孫に第三国で会うことができて、本当にそれは、生きている間に会うことができたということは本当にありがたく思っていますのですが、私たちが立ち上がったのは、子供が、国家犯罪の中で連れて行かれた大事な子供たちの生命が今なお38年間もどこにも見えない。そして、いい加減な遺骨が送られてきたり、カルテなんかも本当に考えられないようなものを受けて、多くの国民の方に助けていただいて、私たちは戦ってきたわけです。そしてマスコミの報道の中で、どうしたらいいのだろう、本当にこの国はこれでいいんでしょうかというところまでこの問題を詰めて、ようやく38年目でやっとそこまでたどり着いたなと私たちは思っているのです。

                その中で、私たちだけが一回孫に会った喜びをまた今度はこちらに来てくれてまた会いたくありませんかと、もしそう言われたとしても、そういうことは致しません。私たちみんな、それぞれのご家族にもきっと孫がいらっしゃると思うんですね。向こうに、子供たちにおられると思います。ただそれが見えないだけですので。たまたま、うちだけがどういうわけかそうなっているのも不思議ですし、どういう状況でそんなに秘密にしているのかということも想像するしかないんですね、私たちは。

                本当に物凄い大変な日常を38年間、苦しい中で過ごしてきているわけで、そのような中で、孫だけの喜びのために私たちが、「はい、それでは参ります」と言うわけがありません。たくさんの人たちが、お孫さんにも、子供たちにも会えるためには、この大きな拉致問題が本当によい意味で解決しない限り、日朝関係が良くなって、そしてみんなが行き来できて、どこのご家族も子供たち、そして孫たちにもみんなそれぞれ会えるように、拉致問題の本当の解決を願って、私たちは一生懸命、本当に大変な中を、みなさんに助けられて頑張ってきましたので、今もその思いは変わりありませんし、どこからもそのような、来て下さいというようなことを言っていますよ、というようなことを伝えられたこともありません。だから、この報道はどこから出ているのかということを私が聞きたいという思いです。

                以上


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                「有田先生と私達の考えは違っている」 孫との面会写真公開に対する横田ご夫妻コメント

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                  (2016.06.10)



                  「有田先生と私達の考えは違っている」

                  孫との面会写真公開に対する横田ご夫妻コメント


                  マスコミの多くが、有田芳生参議院議員が独自に入手し、「週刊文春」を通じて公開した一昨年の横田夫妻と孫家族との面会写真を報じた。なお、報じるべきでないと判断して写真を報じなかったメディアがあったことも事実だ。その判断を私たちは重く受け止めている。

                  この写真公開について、様々な誤解が広がっている。救う会西岡会長が横田ご夫妻に直接、お話を聞いたところ、以下のようなコメントを頂いたので全文公開する。

                  有田議員は当初、公開した写真は横田ご夫妻が所有しているものだと虚偽をマスコミなどに伝えていた。そのことを救う会は確認している。虚偽を伝えることは拉致問題解決に障害になると言わざるを得ない。有田議員に猛省を求めたい。

                  有田議員は一体どこから、今回公開した写真を入手したのか明らかにするべきだ。横田ご夫妻もその点は聞いていないという。横田家以外で写真を持っているとすると、北朝鮮以外考えにくい。有田議員は国民の代表である公人だ。いつどのような経緯で北朝鮮の誰から写真を入手したか、明らかにすべきだと強く求めたい。

                  それを知った上で私たちが考えるべきことは、有田議員に写真を渡した北朝鮮の意図だ。救う会はその意図を、拉致被害者を返さないまま、それ以外の残留日本人や横田さんご夫妻と孫らとの面会などで日本世論を拡散させて、めぐみさんらは死んだという「調査結果」なるものを出そうとする謀略に加担するものではないかと、疑っている。

                  以下の横田ご夫妻のコメントの全文を掲載する。ここで明らかなように、有田議員と横田ご夫妻は意見が大きく異なる。有田議員はご夫妻の考えを代弁してはいないということを皆様にお伝えしたい。



                  横田滋、早紀江さんコメントを全文掲載する。

                  孫との面会写真公開に対する横田滋、早紀江さんコメント

                  この度の「週刊文春」に掲載されました孫ウンギョン達との対面の写真は、横田家から提出してお願いしたものではありません。

                  有田先生ご自身が持参なさり、「掲載する写真はこれです」と出されたものです。

                  私達は、孫との対面時、孫から「出さないでほしい」と約束していましたので、横田家からは何処へも、一枚も出しておりません。

                  有田先生のお話では、あちらの方は了解していますとの事でしたので、当時から、悲劇の中にもこの様な嬉しい日もある事を支援して下さった方々に公表したいと思っていましたので、「写真を掲載して頂く事は異存ありません」とお伝えしました。

                  それは被害者家族の誰にも孫があり、この様に当り前の喜びを早く味わって頂きたい、それには、この掲載によって国民の皆様に再度拉致問題の深刻さを思い起こして頂きたい、孫と会えて良かったで終わる問題でなく、多くの罪無く囚われている子供達を一刻も早く祖国に全員とり戻す事を真剣に政府にお願いし戦って頂きたいと願うのみです。

                  昨年9月の会見などでも繰り返しお話ししましたが、もう一度ここで誤解なきようにお伝えしたいことがあります。

                  北朝鮮からウンギョンさんを日本に呼ぶという話が繰り返し出ていますが、私たちにとってはびっくりするだけです。もしそう言われたとしても、そういう事は致しません。

                  私達が立ち上がったのは、子供達が国家犯罪で連れて行かれ、大事な子供達の命が今なおどこにも見えず、偽遺骨が送られてきたり、いいかげんなカルテをもらったりしたことを受けて、多くの国民の方に助けて頂いて、めぐみ達は生きている、すべての被害者を救い出したいと思っているからです。

                  これは、繰り返し申し上げていることであり、今回、孫の写真を独自ルートで公開された有田先生と私達の考えは違っているという事をはっきりさせて頂きたいと思います。


                  2016年6月10日

                  横田滋、早紀江



                  以上


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                  「写真は横田家から1枚も何処にも出していません」横田夫妻から連絡

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                    (2016.06.09)


                    「写真は横田家から1枚も何処にも出していません」横田夫妻から連絡



                    ■「写真は横田家から1枚も何処にも出していません」横田夫妻から連絡

                    本日、6月9日発売の「週刊文春」は「横田滋・早紀江夫妻に孫娘ウンギョンさんが初告白」と題する有田芳生氏の署名記事とグラビアを掲載した。グラビアには「横田夫妻孫娘ウンギョンさんと生後10カ月のひ孫とのモンゴルでの面会写真を決意の初公開」との見出しが立てられ、「今回夫妻は、参議院議員の有田芳生氏と相談し、初めて写真を公開することを決意した」と書かれている。

                    また、記事で有田氏は「横田夫妻と話し合った結果、ここにモンゴルで撮影された写真と交流の詳細をはじめて明らかにする。」と書いた。

                    8日に流れたネットでの予告では有田氏の以下の言葉が紹介されている。「お二人は、このときの写真を引き出しにしまって、ときどき取り出しては楽しかった時間を思い出していたそうです。『機会があれば、この当たり前の喜びをみなさんに知っていただきたい』というお気持ちをもっていたのですが、あれから2年が経過して、日朝交渉が再開する見通しがない現状を踏まえて、『拉致問題がどんな悲しみを生んだか、改めて皆さんに関心を持っていただきたいんです』と、当時の写真を公開することを決めたのです」。

                    以上を読むと、あたかも横田さんご夫妻が自分たちの所有している写真を有田氏に預けて公開してもらったと多くの読者は判断したはずだ。

                    しかし、救う会が横田さんご夫妻から確認したところ、午前10時過ぎに西岡会長に「写真は横田家から1枚も何処にも出していません」という連絡を受けました。また、6月8日付けで横田さんご夫妻の名前で以下のような手書きコメントが出ていることも確認できた。正しい事実を知って頂くためにそのコメント全文を紹介する。(なお、昨夜、このコメントに先駆けて6月とだけ書かれた「マスコミの皆様へ」と題する手書きコメントも出されている。そちらには夫妻の率直な心情が「私共が願います事は、唯一つ、一刻も早く、被害者の全部が家族と共に祖国に帰国出来ます様、強く政府にお願い致したく思います。」と述べられている。そちらも全文公開する。


                    ◆皆様へ

                    この度の週刊文春に掲載の孫たちとの写真は、横田家から提出してお願いをしたものではありません。

                    有田氏が持参なさり、「掲載する写真はこれです」と出されたものです。

                    私達は、孫との対面時、孫から写真を外に出さないでほしいと約束していましたので、横田家からは、何処へも、一枚も出しておりませんし、今後も出しませんので、よろしく御理解頂きます様お願い致します。

                    全て、掲載や、文章、等全て、私共から依頼した事でなく、有田氏から寄せられた事をご理解頂きます様お願い致します。

                    6月8日 横田 滋
                    早紀江


                    ◆マスコミの皆様へ

                    一昨年3月にモンゴル、ウランバートルで孫娘のウンギョン一家と対面した時のことは、私たちにとっては、とても嬉しい時間でしたが、もう2年以上の歳月が流れました。

                    その時の喜びを、ご支援下さった方々にも知って頂きたいと思っておりましたところ、詳細は分りませんがウンギョン家族との面会のよろこびの写真を、公表する事に孫も同意してくれた様です。

                    又、北朝鮮の再調査については報告もなく、これからどうなるのかも分からないと言う状況が続いています。大変、不安な気持ちです。

                    私達は健康もすぐれず、今回の事につきましては、会見や個別の取材に応じる事が出来ません事をご理解下さればと存じます。

                    私共が願います事は、唯一つ、

                    一刻も早く、被害者の全部が家族と共に祖国に帰国出来ます様、強く政府にお願い致したく思います。

                    28年6月 横田 滋
                    早紀江

                    以上

                     

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                    昨日の「北朝鮮人権侵害問題啓発講演会&国民大行進in九州」について

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                      昨日無事「北朝鮮人権侵害問題啓発講演会&国民大行進in九州」を終えることが出来ました。facebookも含めて今回の集会と国民大行進を支え て戴いた全ての方にお礼申し上げます。中でもボランティアスタッフの方々や役所の関係の皆さん有難うございました。無事?に終えられたのは、一重にスタッフの皆さん のお陰です。私自身は本当にハラハラしておりました。有難うございました。

                      加藤拉致担当大臣や小川県知事、高島市長の挨拶は真剣なものでした。直ぐ後ろで聞いていましたが、「有り難い」と思っておりまし。併し、そう思いつつ、 「もう一歩足を前に出して欲しい。そしてその見識と気概で全職員をリードしてくれたら、そういう人たちが歴代続いていたら、今とは余程違う結果となってい ただろうに」と悔しく思いつつ聞きました。

                      私の挨拶文は以下のものです。(小さいところは違っているかも知れませんが)


                      ★★★★★★★★★★★★★★★


                      本日はお忙しい中を多くの方にお集まり頂き、誠に有難うございました。心よりお礼申し上げます。ご協力戴いた関係者の皆様本当に有難うございます。深くお礼申し上げます。
                       

                      昨年私達はこの場で五つの決議を致しました。併し、残念ながらこの私どもの声は行政関係者の心には届きませんでした。「今回あの様な決議文を出すなら大臣 は参加できない。」というのが拉致対策本部事務局の答えであります。この「拉致は○○だ」もそうです。本当は「拉致は侵略だ」だったのです。県や市は「侵 略(という言葉)は政府も使っていないから協力できない」ということでした。真意を伝えましたが、それでも駄目だということでした。担当の皆さんが頑張っ ておられるのは分かっていますから、これきは無理だと諦めて、「侵略」を「○○」にして皆さんに考えてもらおうということにしました。
                       

                      併し、文字を変えても、消しても拉致被害者が5名しか帰っていないという現実は何も変わりません。この結果を聞いて、帰りのバスの中でも、家に帰り着いて も、涙が止まりませんでした。「横田さん申し訳ありません。もう駄目です。間に合いません。」そういう思いでした。十年前横田夫妻は、「めぐみちゃんを取 り戻して一緒に暮らしたい。奪われた時間を取り戻したい。」と言っておられました。併し、早紀江さんは最近「私達はできることは全てやりました。もう限界 です。政治の力で取り戻して下さい。」と言っておられます。これは「死ぬ前に一目会いたい。」ということではないですか。
                       

                      「拉致は侵略だ」は、横田さんたち家族の方々の「早く返して」という思いを実現するにはどうしたらよいのか、私達日本人が忘れてきたものは何か、と考えに 考えて、「拉致は北朝鮮の軍人によって行われた侵略だ」という原点に返って、国民にこの真実を訴えよう、ここから始めなければこの問題は解決できないとい う確信に至ったものです。
                       

                      併し、行政は「拉致は侵略」という真実を見ようとしませんでした。だから、「もう間に合わない」と涙せずにおられなかったのです。

                      皆さん、拉致は発生から40年たっております。梶山静六氏が国会で北朝鮮による拉致の疑いが濃厚だと発言して28年です。金正日が拉致を認めて14年にな ります。然るに、帰国したのは愛情深い、勿論皮肉ですよ、金正日が一時帰国させてくれた方を返さなかった5名だけです。これが我が国の現実です。
                       

                      今のままのやり方では拉致被害者を取り返すことはできない、ということははっきりしているではありませんか。拉致対策本部は「国民一体となって」「粘り強 い交渉を」と言いますが、取り返す可能性が見えない状況をそのままにして置いて、何が「国民一体となって」ですか。何が「粘り強い交渉」ですか。国民は救 出の可能性が見えて初めて一丸になれるのです。
                       

                      我が国は民主国家であります。北朝鮮により侵害された主権とは国民が有する主権です。拉致は国民にとって他人事ではなく当事者そのものです。国民は拉致被害者を救出して日本の主権を取り戻せと政府に対して要求する権利と責任があるのです。
                       

                      それが民主国家ということであります。民主主義は真実から目を逸らしたら成立しません。ですから、言論の自由は保障されなければならない。言論の自由とは 真実を明らかにする為のものであります。民主主義は政府も政治家も国民も真実を真っすぐに見据える勇気と謙虚さと強さが必用なんです。拉致問題においても そこがスタート地点なのです。
                       

                      強い言葉を吐きましたが、ここに来ておられる皆さんは、他国による拉致を赦してはならない。拉致された仲間を家族を救わねばならないと考えておられる方々 です。安倍総理は誰よりも真剣に拉致と取り組んでおられます。だからこそ、私達も絶対にここで拉致被害者を取り返す為に、「拉致は侵略だ」という真実を国 民に伝えて新たな道を切り開く、これが今回の私達の目標であります。どうか皆さん40年も28年も取り返せなかった今までのやり方に替わる新たな道を切り 開こうではありませんか。


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